第一回 ジーン・パースンズ
2001.04.10
2001.04.10
僕がジーン・パースンズというミュージシャンの事を知ったのは、
1969年にリリースされたザ・バーズの " Ballad of Easy Rider "
というアルバムを聴いてからの事だ。
ザ・バーズでの彼はドラマーとして参加していて、
時々バンジョー、ペダル・スティール、ハーモニカもプレイしていた。
又、ヴォーカルも仲々良くて、ロジャー・マッギンよりもずっと
カリフォルニア・フィーリングが伝わってくる。
このザ・バーズにはジーンの親友であるクラレンス・ホワイトも参加していて、
バーズに参加する以前にナッシュビル・ウエストというローカル・バンドで
一緒にプレイしていた。
ジーンやクラレンスのプレイや生き様をみていて感じるのは、
職人肌のミュージシャンだと思う。
つまりミュージシャンズ・ミュージシャンであると言える。
僕はこの職人という人達が大好きで、裏方に徹する生き方に憧れる。
1944年生まれだから今年で57歳になる。
2年前のNAMMショーで初めて彼に会う事が出来、
そして今年 ' 01年のNAMMショーでも再会する事が出来た。
そして久しぶりのアルバムが最近リリースされたのである。
それも初めてのソロ・ライブ・アルバムなのだ。
バーズ時代の曲やソロになってからの曲が17曲も収録されていて、
聴いているだけで、彼の音楽人生が伝わってくる。
そしてあらためて彼のヴォーカルの素晴らしさに気づいた。
1. Swing Down
2. Sweet Susannah
3. Rumba Man
4. Guanga Din
5. Abilene
6. Bugler
7. Do Not Disturb
8. Dark Moon
9. Willin'
10. Take A City Bride
11. Sweet Desert Childhood
12. Studebaker Story
13. Banjo Dog
14. Way Out There
15. I Must Be A Tree
16. Old Blue
17. You Ain't Going Nowhere