〇果実は黄皮ノーネット、果肉はジューシーな白肉で、柔らかな酸味と濃厚な甘味のバランスに優れた柑橘のような爽やかな食味である。果実はやや扁平果で、4果着果で1果当たり1Kg前後になる。
※草勢が強い場合は、果皮に小ヒビ、ネットが入ることがある。果実サイズはフレ・リモーネよりも小さい。
〇地這い栽培では子蔓2本仕立て3~4果または3本仕立て5~6果収穫、立体栽培では親蔓1本仕立て1~2果、子蔓2本仕立て2~3果収穫を目安とする。
〇交配後収穫までの日数は、ハウスなら6月収穫で55日、露地なら7月上旬収穫で48日前後を標準とするが、栽培環境により差異があるため、着果節位の葉枯れと果皮の黄着色を参考とする。収穫後、常温下で3~5日間追熟してもおいしく食べられる。
〇収穫期が高温になるほど酸味は薄れるため、6月~7月中旬ごろまでが収穫適期である。
〇うどんこ病に耐病性、つる割れ病(レース0、2)に抵抗性を示す。
〇新土佐台木との接木親和性は無いため、接木する場合はメロン台木を使用する。
〇施肥は、一般地の畑地で N:10Kg、P:13Kg、K:10Kg(成分量)/10a での全量元肥を目安をする。
〇整枝栽培では、子蔓6~8節目からの孫蔓1節目着果を目安とする。
〇整枝栽培での生長点摘芯は子蔓の25節目位とし、株元から22節目くらいまでの脇芽は基本的には除去する。
〇ホルモン処理による交配も可能である。