研究内容

我々の研究室は、「磁気共鳴画像法(MRI)」と「放射線教育学」を専門とする研究室です。

MRIは、磁気共鳴現象を利用して人体の内部構造を非侵襲的に観察する医療技術であり、診断や治療計画に不可欠な役割を果たしています。このMRI技術をさらに向上させ、より効果的な医療への応用を目指すため、我々の研究室では主にMRI画像処理・評価を専門として研究活動を行っています。また、MRI技術の発展に伴い、専門知識と技術を持った「日本磁気共鳴専門技術者」の需要も高まっています。研究室には、日本磁気共鳴専門技術者として活躍する専任教員が在籍し、その経験を活かした教育に携わっています。

放射線教育学は、放射線に関する知識や技術を効果的に伝えるための教育プログラムに関する研究を行う学問です。目視できない放射線は直感的に理解しにくく、専門用語も多く難しいため、多くの人が危険や不安といった否定的なイメージを持っています。我々の研究室では、放射線についてわかりやすく学習できるような創意工夫を凝らした教材の開発や効果測定を行い、教育方法の改善に取り組んでいます。また、作成した教材の普及を目指した活動にも勢力的に取り組んでいます。

これらの取り組みにより、我々の研究室では、MRI技術と放射線教育学の両面での専門家の育成に努めています。