令和7年4月から省エネ基準適合の全面義務化もはじまり、住宅・小規模非住宅建築物におけるエネルギー分野では、一次エネルギー消費量やBEI、外皮性能としてはUA値やηAC値、制度としてはZEH やBELS が普及しつつあります。
一方で、熱・光環境といった室内環境の良さや、土地や相隣条件に起因する快適性が、住まい手にとって分かりやすい形ではまだ十分に評価されていません。
そこで、国立研究開発法人 建築研究所では 「誰もがわかる快適な室内環境の新しいものさし」の構築を目指して、良質な室内環境の研究や設計に携わる専門家の先生をお招きし、現場で求められる【ここちよさの指標】とは何か、ご講演とパネルディスカッションを通して議論を深めて参ります。
シンポジウム終了後、アンケート形式で、皆様の考える【ここちよさの指標】についてのご意見をお寄せください。今後もシンポジウムを重ねていく予定です。
ご登録いただいた個人情報は、以下の目的に限り利用いたします。
・本ウェビナーの開催・運営・管理(参加登録完了通知、視聴用URLの送付、など)
・今後のウェビナーの案内
・本研究課題に関わる意見募集および情報共有のご案内
主催者及び事務局は、ご本人の同意なく第三者に個人情報を提供することはありません。
上記内容にご同意の上、ご登録ください。
プログラム(予定)
17:00~17:15
開会・主旨説明 三浦 尚志(国立研究開発法人 建築研究所 上席研究員)
「本シンポジウム開催の狙いと参加者への室内環境指標に対するご意見のお願い」
17:15~17:35
講演1:鈴木大隆 氏(地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 理事)
「建築外皮技術がもたらす室内環境の質の向上をどう表すか 」
基準や施策の策定に関わり30年以上となりますが、それらは北総研庁舎をきっかけに設計参画した数多くの先進的学校建築の実現の過程では原動力ではありませんでした。また2011年3月に発生した大震災で喪失した住宅の再建活動では、性能や建設費の一部を誘導・支援するそれらが、住まいづくりの強い動機にはつながりませんでした。これらの経験はその後の思考に大きな影響をもたらしましたが、それらはなにか・・その一端をお話ししたいと思います。
17:35~17:55
講演2:前真之 氏(東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授)
「GX時代の住宅室内環境指標の考え方」
昨年2025年は4月の断熱等級4の適合義務化に続き、GX志向型補助事業により断熱等級6への認知が一気に高まりました。
住宅の外皮性能に求められるファイナルアンサーが出せる時代に来ています。
差別化を目的に枝葉末節にこだわるのではなく、「全ての住宅が備えるべき十分な性能」を考えます。
17:55~18:05
第1回シンポジウムの振り返り 熊倉永子(国立研究開発法人 建築研究所 主任研究員)
「ここちよさに関するアンケートの回答」
第1回のシンポジウム後に皆様からお寄せいただいたアンケートの回答を集計しご報告いたします。
18:05~19:00
パネルディスカッション :鈴木大隆 氏・前真之 氏・三浦尚志(進行)
※チャットによる質疑を交えながら進行いたします。シンポジウム終了後、参加者へのアンケートも実施いたします。
スピーカー
鈴木大隆 氏
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 理事
1984 年 室蘭工業大学大学院修了後、同大学助手
1991 年 北海道立寒地住宅都市研究所
1999 年 東京大学で博士(工学)取得
2012〜2013 年 国土交通省政策参与兼務
2016 ~2019年 北海道立総合研究機構
建築研究本部⻑ 北方建築総合研究所所⻑
2013 年〜現在 陸前高田市建設業協会
住宅再建推進協議会顧問
2019 年〜現在 現職
前真之 氏
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授
1998年03月 東京大学工学部建築学科卒業
2000年03月 東京大学大学院工学系研究科 建築学専攻修士課程修了
2003年03月 東京大学大学院工学系研究科
建築学専攻博士課程修了
・学位:博士(工学)(東京大学、2003)
・学位論文:「集合住宅における消費
エネルギーの住戸差および
日・季節変動要因に関する
研究」
2003年04月 日本学術振興会特別研究員
として建築研究所に勤務
2004年04月 独立行政法人建築研究所 研究員
2004年10月 東京大学大学院 東京電力
寄付講座 客員助教授
2008年04月~ 現職