2014

第3回 : 2014/11/10

日時

平成26年(2014年)11月10日(月)14:30~

場所

大阪市立大学 共通研究棟 講究室 (301号室)

講演者

宮本賢伍(大阪大学情報科学研究科)

タイトル

Heller latticeを含むAR quiverのtree classについて

アブストラクト

1974(1975)年にAuslanderとReitenがalmost split sequenceの情報で構成されるAR quiverを導入して以来、代数の表現論において今日まで重要な研究対象になっている。

特に体上の有限次元代数においては、ここ30年で著しい成長をみせた。そこで表現論のclassicalな問題として体上の有限次元代数とは限らないような代数に対して、そのAR quiverの形状を決定できるかという問題があり、Kawataによってある種の群環の場合にはHeller latticeを含むtree classはであるという結果がある。


今回の発表では、完備離散付置環 上のself-injectiveな代数で有限階数自由加群であるような代数に対してalmost split sequenceの構成法を与え、その応用としてのHeller latticesを含むようなstable AR quiverのcomponentのtree classの決定について発表する。

第2回 : 2014/08/11

日時

平成26年(2014年)8月11日(月)13:00~

場所

大阪府立大学 A14棟 206号室

講演者

木村雄太氏(名古屋大学多元数理科学研究科)

タイトル

前射影多元環の剰余多元環上の傾対象

アブストラクト

Q を有限非輪状なクイバーとし、 をその前射影多元環とする。Buan-Iyama-Reiten-Scott はQ に付随するコクセター群の元 w に対して、 の剰余多元環 を導入した。 彼らは、有限生成自由 加群の部分 加群全体のなす圏 の 安定圏 が、団対象を持つ2カラビ-ヤウ圏であることを示した。 一方 は自然に次数付き多元環の構造を持ち、またそれにより も次数付き多元環となる。

そこで有限生成次数付き自由 加群の次数付き部分 加群全体のなす圏の安定圏 が考えられる。 本講演では、wがコクセターソータブルと呼ばれる元のとき、 に傾対象が存在することをお話する。

第1回 : 2014/06/18

日時

2014年6月18日16時から

場所

大阪府立大学 A14棟 206号室

講演者

塚本真由氏(大阪市立大学理学研究科)

タイトル

quasi-hereditary algebra について