将来を見据えて、資産形成をしておきたいという人は多いと思います。しかし、現在は、貯金だけをしていても、お金は一向に増えていきません。資産とは、お金を産み出す基礎となるものです。例えば、お金自体を株式や債券に投資したり、不動産の収益化を図ることで、まず、最初の資産形成の第一歩を踏み出すことができるのです。では、負債はというと、お金を奪っていくもののことです。つまり、車を所持したり、借金をしたり、不動産を所持しているだけでは、お金を奪っていくだけなので、負債ということになります。まずは資産と負債の違いを知り、お金を貯めていくことで、そのうちの一部を余裕資金として、投資に回すことができれば、資産形成は早まります。
そして、この資産 と負債の違いをよく理解していないと、闇雲に借金をしてしまったり、物をローンで購入してしまったり して、お金が貯まらない原因を、自ら作り出してしまうことにつながるので要注意です。
将来を見据えた資産形成を重要視する人は、このような、負債と、資産の違いを、良く知らなければなりません。そして、その上で、まずは、お金を貯めていくのですが、貯金の金額としては、収入の20パーセントから30パーセントが、適当な金額であると言われています。そして、貯金した金額から、余裕資金を作り、それを投資に回すのですが、外貨にしろ、株式にしろ、債券にしろ、投資信託にしろ、不動産投資信託にしても、すぐには、お金を生み出すことができるとは限りません。年月をかけて、長期的な投資することで、徐々に成長し、後に、お金を産み出すようになると考えて、投資をする必要があります。
そして、株式などに積立投資を行い、リスクヘッジをしながら積立を継続することで、利益の種になり得るのです。
また、投資にはリスクがあります。リスクとは不確実性のことで、不確実だから、お金が投資により増える可能性も、逆に、減る可能性もあるということです。しかし、上手にリスクヘッジを行うことによって、リスクは減らすこともできます。リスクヘッジ手法には、主に、積立投資、分散投資、長期投資の3つがあります。これらのリスクヘッジ手法を有効に使うことで、投資のリスクを大きく減らすことも可能になるのです。
そのようにして、投資を行い、お金を資産として所持することで、資産形成を図ることが、資産形成の第一歩なのです。
そして、資産として積立を継続していくと、金額が大きくなるにつれて、お金自体に力が出てきます。
そしてお金の力、つまり、資産の持つ力を有効に使うためには、量の力と、継続する力、忍耐力と決断力、そして、複利の力を組み合わせて駆使することによって、お金の力を有効利用することで、お金が増える速さが格段に早くなるのです。
そのようにして、将来を見据えた資産形成を行っていくことで、複数の収入源を持つことにつながるため、資産形成を全くしていない人よりも、将来的に、裕福な生活を送ることができるということにつながっていくのです。
そして、資産設計提案業務 FP(ファイナンシャルプランナー)の役割は、資産形成について、的確なアドバイスを行い、実行の手助けをすることなのです。