研究テーマ


専門:火山学、化学熱力学、核形成理論、ガラス科学

★:これから投稿論文にしていきたい… :博士論文の内容 ☆:すでに出版済み

本業 (マグマ・ガラスと水に関する研究)

【理論研究】

・マグマの減圧発泡、特に水の気泡核形成においてケイ酸塩メルトの粘性の及ぼす効果 (B4~M2) ☆

・ケイ酸塩メルトにおける水の飽和溶解度に関する化学熱力学的研究の見直しと再構築 (D1~現在)

- ① 圧力依存性:水の部分モル体積に関するパラドックスの再発見と解決

混合モデル:3成分非対称正則溶液モデルによる水の分子種間の相互作用パラメータの解明

温度依存性:広い温度・圧力範囲における水の溶解熱の解析計算、および火道を上昇するマグマの減圧発泡に起因する温度降下の数値計算

・マグマの室内減圧発泡実験のデータに基づく、メルト-気泡 (水) 界面の界面張力の推定 (D2~現在) ★

・マグマの減圧発泡においてスピノーダル分解は起こりうるか (2023年度~) (投稿中)

【実験研究】

・650℃ 流紋岩質メルトにおける水の飽和溶解度の決定実験 @防災科研・産総研 (つくば)、東大地震研 (D1~D2) ★

・さまざまな温度 (粘性) における流紋岩質メルトの急減圧発泡実験 @防災科研、高知大海洋コア研 (D2)

(- 減圧後の保持時間の時間分解能向上による、核形成理論の各パラメータの精密決定)

・アルミノケイ酸塩やホウケイ酸塩ガラスにおける水の拡散およびガラス転移点への影響 (2023年度~, 指導学生の卒論) ★


副業 (数学者とのコラボ研究など)

・熱力学の相図の幾何学的な解釈 (D3~, もうすぐ再開したい)

・非定常核形成速度の式を楕円テータ函数を用いて表現する試み (D3) ☆

・管弦楽法の定量分析 (2023年度~)

特にお世話になっている方々 (共同研究・技術協力・議論など、北のほうから順に)

東北大学理学研究科:奥村聡 准教授
防災科学技術研究所 (つくば):三輪学央 主任研究員
産業技術総合研究所 (つくば)宮城磯治 主任研究員、東宮昭彦 主任研究員、中谷貴之 研究員、鈴木敏弘 テクニカルスタッフ
東京大学地震研究所:安田敦 准教授
東京大学理学系研究科:福谷貴一 氏 (現:日本IBM)
滋賀県立大学工学部:松岡純 教授、山田明寛 准教授、田中邦昭 実習助手、山本茂 研究員
京大数理解析研 (旧所属):湯地ともき さん
京大理学研究科化学専攻 (旧所属):吉村洋介 講師
高知大学海洋コア総合研究センタ―:松崎琢也 技術職員
九大地惑:寅丸敦志 教授 (元・指導教員)、池田剛 准教授、宮本知治 助教、吉田茂 准教授、島田和彦 技術専門職員、坪川祐美子 助教、久保友明 教授
九大マス・フォア・インダストリ研究所:重富尚太 学術研究員、鍛冶静雄 教授
九大工学研究院:松本光央 助教
九大芸術工学研究院:西田紘子 准教授

… そのほか、たくさんの方々 (特に学生の皆様) にお世話になっております。いつもありがとうございます。