居合道とは

 居合とは立会いに対する言葉で、心に浮かべた仮想敵に対していつでも対応できる体力や気力、集中力を養い、敵の攻撃に対して直ちに居合わせ抜きつけし、鞘放れの一瞬に勝負を決める武術です。

全日本剣道連盟居合

 居合にはさまざまな流派があり、初心者が技を極めることは困難です。そこで全日本剣道連盟が、各流派の基本的なものを抜き出した技「12本」を制定しました。 みよし市剣道連盟居合道部では、まず、全日本剣道連盟居合から稽古初めます。

新陰流居合

 およそ500年前の戦国時代に、上野の国(群馬県)の兵法者上泉伊勢守信綱が愛洲移香斎久忠から学んだ陰流より、新陰流を創始しました。その後、大和の国(奈良県)の兵法者柳生石舟斎宗厳(柳生新陰流の開祖)に、江戸時代になると、江戸柳生(柳生但馬守宗矩が開祖)、尾張柳生(柳生兵庫助利厳が開祖)へと受け継がれ発展、現在に至っています。居合道で大きな流派と言えば、夢想神伝流(主に東日本)、無双直伝英信流(主に西日本)になります。新陰流の稽古をされる方は、愛知県に多いようです