障がいを持つ子どもたちは、その特性や身の周りの環境により、
”自己肯定感”が育ちづらいと言われることがあります。
私たち「株式会社ミルク」は、
関わった子どもたち全員が
”自立・自律し、自信を持って社会へと羽ばたいていく”
ために
【子どもたちの自己肯定感の向上】
を最大の目的とした療育を行っています。
・長い人生で色々なことにチャレンジしたり、失敗しても立ち上がり、前向きに進んでいくために必要不可欠なも の。
それが、
『自己肯定感
=大丈夫…!(ぼく・わたし)はできる!』
です。
・自分で考え、決断したことでの成功体験ほど、自己肯定 感を高められるものはありません。
・また、上手くいかなかったり、失敗してしまったけど、自分自身で行動を振り返って、再度挑戦し、それが上手くいったときにも同じことが言えます。
・株式会社ミルクが運営する「きっずあいらんど」では、他責ではなく自責で行動、つまり、
何事も自分の責任で考え、
自分の責任で行動&チャレンジをしてもらいます。
・私たちのきっずあいらんどでは、経験があり、一定の”それらしい答え”を知っている大人からの強権的な指導などはせず、「質の高い質問」を投げかけることで、「自分で考えるキッカケと時間」を作ります。
・そして、私たちが評価し認めるのは、切り取った「結果」ではなく、そこに至るまでの『過程』です。
・本人が『良く考え、自信を持って取り組んだこと』であれば、多少の失敗やミスなど何の問題もありません。(もちろん命や身の危険に関わる場合は別です。)
・何よりも『自分で考えたこと』『自分で行動&チャレンジ』したことを最大限に評価し、認め、
「結果」が良ければ ”一緒になって喜ぶ” 、
「結果」が悪ければ ”では、次どうする?”
と、次に進めるよう、「質の高い問いかけ」で背中を押してあげれば良いだけです。
・こうすることで、
子どもたちは大人を『信頼』し、
”失敗や否定を恐れる”ことなく意見したり、
自分の責任のもと行動することができます。
・そうして得られた経験...それが〔自己肯定感〕へと繋がっ
ていきます。
・【自分で考え、自分の責任で行動&チャレンジする】…
この言葉の逆はなんでしょう。
「やりたくないけど、やれと言われたから」
「やらないと怒られるから、仕方なく」
といったようなものでしょうか。
・何かを成し遂げたとき、「誰かのおかげ」には良いこと
もあります。
では、上手くいかなかった場合はどうでしょう。
「誰かのせい」では、
いつまで経っても自立と自律には繋がりません。
・つまり、
同じ行動でも本人が持つ意識次第で、
その後に得られる自己肯定感の量が
全く異なる
わけです。
・わたしたちは、きっずあいらんどの子どもたちが
【自分で考え、自分の責任で行動&チャレンジ】
出来るよう、職員の共有意識として、次のことを大切にしています。
★小さなことを沢山褒める★
・発達障害を持つ児童は、定型発達児と比べて褒められる
経験が少なくなりがち…。それゆえに、本来児童期に必要な心の栄養も不足になりがち…。
・私たちは、些細なことでもしっかりと褒めることで、成功体験を増やし、自信やチャレンジ精神に繋げていきます。
★失敗を認め、本人の気持ちや意思を
引き出し、最大限受け止める★
・ネガティブなことが起きた時、一瞬の切り取りのみで一
方的な関わりを始めるのではなく、先に「なぜそうしたのか?」「どういう気持ちだったのか?」を必ず聞きます。
・「否定」で始まるのではなく、必ず気持ちを受け止めた上で、自分で考え、気付いてもらえるよう『問いかけ』をベースに支援を行います。
★やるときはやる★
・「遊ぶときは遊ぶ。座るときは座る。話を聴くときは聴
く」など、メリハリをつけて過ごせるようにします。
・児童が「はじめの会」や「おわりの会」、「プログラム」にしっかり取り組めるよう、職員間で連携します。
・癇癪を起していたり、特性を強く発揮している状態の児童がいる場合は、職員間で連携・協力し、その状況でベストな対応を模索し実行します。
★見守りの姿勢も大切に★
・「子どもは子ども同士の関わり・遊びを通じて成長する」を前提に、大人は『適切な距離感』でサポートをします。
・児童同士のいざこざの際なども、怪我や一方的な誹謗中傷などに繋がる恐れがなければ、まずは児童たちで解決出来るようサポートします。
・「大人がこうさせたい」ではなく、「みんなはどうしたいの?」、「自分たちで決めてごらん」といったように、子どもが主体となる声掛けをします。
★「言葉の使い方」「声の大きさ」「力の強さ」など“良い加減”を大事に育てる★
・「言葉や声の大きさ、トーンなどの持つ影響力」を、職員が良いお手本となって日頃から見せていきます。
・自分の声や身体をコントロールすることを、常日頃から意識させてあげる (「その声の大きさはどう?」「力加減はそれで大丈夫?」)
・児童に対して「声の大きさ」を問うている大人の声の方が大きい…など、矛盾が起きないようにしています。
★療育プログラムは目的や狙いを明確に★
・療育プログラムを実施する際、目的や狙い、職員の役割等を明確にし、事前に共有することで、職員全員が同じ方向を向いて子どもたちと関わることが出来るようにしています。