食の信頼向上をめざす会
Association for Confidence in Food Safety
食品安全に関する科学的な
情報発信と意見交換を行う会です
食品の安全とは
有害な化学物質や食中毒菌で汚染されていないことです
その被害は食中毒という形で現れます。厚労省の食中毒統計を見ると、細菌やウイルスによる食中毒とフグやキノコなどの自然毒による食中毒が毎年発生しています。しかし多くの人が不安を抱いている食品添加物や残留農薬や遺伝子組換えによる食中毒は出ていません。化学物質の安全性は厳しい規制で守られているのですが、それでも安心できない理由は、規制を行う行政と食品を製造する企業への不信感です。安全と安心の分離を解消する手段は信頼関係の構築しかない。そんな考えに基づいて食の信頼向上をめざす会は活動しています。
活動の内容
情報交換会の開催とグループメールでの意見交換
消費者、事業者、行政、科学者、メディア関係者など、異なった立場の会員が食品安全について話し合いの場を持ち、どうしたら安全を確保できるのか、そして安心して食事ができるのか、知恵を出し合います。
会合はZOOMを使ったリモート会議方式で月に1回程度開催します。参加は無料です。
グループメールを使った意見交換は常時行っています。
食の安全と安心に興味がある方はぜひご参加ください。
めざす会の会費は無料、退会は自由です。
申し込み: shinrai.koujyou@gmail.com
過去の会と今後の予定は「歴史と活動記録」をご覧ください
食の信頼向上をめざす会 ZOOM情報交換会
知られていない日本発遺伝子組換え作物の利用
5月28日(火)11:00~12:30
(参加無料・定員100名・先着順)
ゲノム編集食品であるトマト、タイ、トラフグが登場して3年。市場の受け入れが遺伝子組換えよりずっと進んでいることは、ゲノム編集食品が日本発であることと関係しているように見受けられます。日本では食用の遺伝子組換え作物の商業栽培は行われておらず、日本発の遺伝子組換え作物の栽培は2種類の花のみです。他方、遺伝子組換え植物が動物用医薬品の原料に使われるなど、この技術が国内で広く利用されていることはほとんど知られていません。そこで国内での遺伝子組換え技術の利用やリスクコミュニケーションの現状についてご紹介したいと思います。
演題1 佐々義子 くらしとバイオプラザ21
日本発遺伝子組換え農産物の利用の状況
演題2 田林紀子 ホクサン(株)
遺伝子組換え植物から生まれた動物用医薬品インターベリーα
司会 唐木英明 食の信頼向上をめざす会
***
参加申込 食の信頼向上をめざす会
shinrai.koujyou@gmail.com
事務局 中村啓一
nid1970802@yahoo.co.jp
終了しました
食の信頼向上をめざす会 ZOOM情報交換会
国連は世界の平和と食の安全を
守ることができるのか?
4月24日(水)午後4時~5時30分
・・これまでと開催時間が違いますのでご注意ください・・
(参加無料・定員100名・先着順)
2回の世界大戦の悲惨な経験から1945年に国連が設立され、国連憲章に同意する国家が集まって世界の平和と安全、経済、社会、文化、環境、人権、自由にまつわる対立の解消に努力し、一定の成果を上げてきました。他方、ロシアによるウクライナ侵略やパレスチナ問題は国連の機能の限界を示しているようにも見えます。食の安全分野では国際がん研究機関(IARC)が農薬や添加物を発がん物質に分類し、同じ国連機関であるJECFA(FAOとWHOが共同管理する専門委員会)がこれとは違った判定をするなどの混乱が起こっています。そして国連内部の課題や対立について私たちはほとんど知ることがありません。国連で、今、何が起こっているのか。最新の状況について、現場におられたお二人に解説をお願いしました。
演題1 赤阪清隆 公益財団法人ニッポンドットコム理事⾧ 元国際連合広報担当事務次⾧
「国連は世界の平和を守ることができるか」
演題2 宮城島 一明 イオン株式会社食の安全研究所⾧ 元国際獣疫事務局OIE次長 元世界保健機関WHO食品安全・人畜共通感染症部⾧
「食の安全を守る国際機関の現状と課題」
司会:唐木英明 食の信頼向上をめざす会
終了しました
食の信頼向上をめざす会
日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)共催
拡大版WEB井戸端会議
「小林製薬『紅麹サプリ問題』を考える」勉強会
2024年4月19日(金曜)19時から・WEBのみ・参加無料
小林製薬の紅麹を使ったサプリメントが原因と疑われる健康被害が拡大しています。そこで食品安全に関する科学的な情報発信に努めていらっしゃる唐木英明さん(食の信頼向上をめざす会代表、東京大学名誉教授)をお招きして、お話を聞いた後に情報交換をします。
紅麹とは何か、青カビ由来の「プベルル酸」が」検出されていますが、現時点で考えられる原因は何か。また小林製薬の報告の遅れが批判されていますが、政府が今後進めるべき対応はなど、今回の問題が健康食品一般にもたらす影響まで幅広いお話をうかがい会員間で活発な意見交換をしたいと思います。ぜひご参加ください。
今回は唐木さんが代表を務める「食の信頼向上をめざす会」との共同開催となります。同会は食品安全に関して科学的な情報発信と意見交換に取り組んでいる団体で、JASTJと同様にオンラインの勉強会を頻繁に開いています。今回の「井戸端」は多数の参加者が想定されますので、通常とは異なりウェビナー形式で開催します。
なお井戸端会議は会員限定でお知らせする催しです。自由な意見交換を促すため、会合での発言について発言者の許諾を得ずに引用等を行うことは避けてください。
【ご近所さん】
唐木英明さん 東京大学名誉教授
「食の信頼向上をめざす会」代表
【合いの手】
内城喜貴 JASTJ理事
【開催日時】
2024年4月19日(金曜)19時から
Zoomによるリモート開催です。
ウェルネスデイリーニュース | 小林製薬問題、「制度の問題ではない」 唐木東大名誉教授、科学技術ジャーナリスト会議で提言 (wellness-news.co.jp)
拡大版WEB井戸端会議「小林製薬『紅麹サプリ問題』を考える」勉強会開かれる | ニュース | くらしとバイオプラザ21 (life-bio.or.jp)