日本男性会議は、男性も女性も「当事者」として自分の経験を語り、聴き合い、学び合う、対話と共感の場です。2005年の第1回(当時の名称は「日本男性学会議」)から、メンズカウンセリング協会が中心となって開催してきました。関西を出発点に、北海道、東京、長野など各地でも開き、今年で第20回を迎えます。
取り上げてきたテーマは、DV・モラハラ、虐待、離婚と共同親権、生きづらさ、支援と回復など、家族や暮らしをめぐる法律・制度・文化に広くある課題です。男女を対立構造としてとらえるのではなく、対等な関係を築き、ひとりひとりが主体的に生きていくためにどうしたらよいか。その問いに向き合うため、当事者、支援者、研究者、実務家や政治家など、幅広いゲストを迎えて、対話を重ねてきました。
この会議は、どなたにも開かれています。テーマは重く、心は軽く…みなさまの参加をお待ちしています。
●開催日:2026年11月22日(日)
時間 10:00〜18:00(開場 9:45)
会場 :ひと・まち交流館 京都
参加費 1,500円(小学生以下無料)
1970年代のウーマンリブ運動に触発されるように始まった男性運動は、男らしさを問い直し、社会に内在する権力構造にNOを突きつけ、男女が対立せず、真に平等な関係をつくることを目指してきました。その流れから、当事者による当事者のための支援組織としてメンズカウンセリング協会は生まれ、日本男性会議も2005年より開催、支援者、政治家、活動家など多様なゲストと対話してきました。第20回となる本年は、「獄中者の家族と友人の会」代表の岩崎風水氏を基調講演にお招きします。
社会構造が激変し、先行きが見えない中、家族のあり方は変容し、人々の孤立や生きづらさはますます複雑化しています。生まれること、食べること、生きること、そして死ぬことさえ、当たり前ではなくなりつつある今、わたしたち自身の人生と「支援」のあり方も改めて考える時期に来ています。本会議では、「支援する側/される側」という境界を問い直し、支援の諸問題を見つめ、わたしたちがどう主体的に生きるのか、その光がどこにあるのかをディスカッションします。テーマは重く、心は軽く…皆さまのご参加をお待ちしています。
【プログラム】
9:45〜 開場/受付
10:00〜10:10 挨拶
10:10〜11:40 岩崎風水氏による基調講演「見えない通貨−支援現場の経済と感情労働」
11:40〜12:40 昼休憩
12:40〜14:10 パネルトークI「当事者支援の闇と光」 岩崎風水、佐藤義則、コーディネーター:味沢道明
14:10〜14:20 休憩
14:20〜16:50 パネルトークII「女の支援ってどうなん?」 味沢道明、よっしー、みなこ
16:50〜17:00 休憩
17:00〜18:00 フロアセッション
18:00 終了
19:00〜 懇親会
【登壇者プロフィール】
岩崎 風水 | 「獄中者の家族と友人の会」代表
岩崎風水(いわざき ふうすい)は、15年間の刑務所服役経験を持つセラピスト・相談員です。2026年で刑務所を出て12年。独居房で描いた「獄中画」で注目され、現在は「獄中者の家族と友人の会」相談員や「少年院ラジオ」主催として活動。眼鏡屋やトラウマケア、受刑者の表現活動支援にも携わり、著書に『獄中を生きた』があります。
味沢 道明 | メンズカウンセラー
1954年広島県生まれ。自然派料理教室のかたわら、日本の男性運動をリード、加害者の脱暴力支援を開始。2003年に日本家族再生センター設立以来、9000件以上のカウンセリングを実施。加害・被害、性別、年齢にかかわりなく、当事者のためのワンストップ支援を提供。2005年に第一回日本男性学会議開催、2008年にメンズカウンセリング協会設立。著書に『料理も暮らしもいい・かげん』、『殴るな!』『DVはなおる』など。現在、前立腺癌STG4で癌と共生中。
佐藤 義則 | メンズカウンセラー
1964年、山形県にてサラリーマンの家庭に生まれる。32歳で2児のシングルマザーと結婚するも2年後に離婚。36歳の時に仕事と恋愛の問題から自殺未遂。42歳で再婚し2人の子供に恵まれたが10年後の2015年に自身のDVにより家庭が崩壊。その時から家族再生センターに関わり現在に至る。現在はメンズカウンセリング協会東京支部にてグループセッションやカウンセリングを行う。
よっしー | 幽霊部員??
DV被害をきっかけに行政の支援を受け、公的シェルターへ入所。そこで味沢さんの書籍に出逢い、DV加害者への支援に興味を持ち、家族再生センターにつながる。現在は、それらの体験を通して得られた事を大切にしつつ、福祉現場で学びの多い日々を過ごさせてもらっている。
みなこ | メンズカウンセラー
里山で自給夢見て古民家暮らし。2児を自宅出産、子連れで自然栽培を練習中。メンズカウンセリングに触れて自身の人生が変わった経験をもとに、足かけ5年ほどボランティアに関わってきた。現在、妊産婦さんを含めカウンセリングなどの支援を学びつつ実践している。女性支援や出産をめぐる「本当のところ」を当事者として考え続けている。 note「たねっこ」https://note.com/minak