Exhibit

展示品
瞑想の郷では、日本最大の曼荼羅6点をはじめ
様々な仏教画や仏像などを展示しております。

瞑想の館

▶寂静四十二尊曼荼羅
 寂静四十二尊曼荼羅は、チベット仏教ニンマ派の埋蔵経典『チベット死者の書』を基に描かれている。人間が死んでから生まれ変わるまでの四十九日間に、これら寂静忿怒百尊が亡者の心の中に出現し、極楽浄土に導くとされる。また、曼荼羅は経典を元に、絵師が解釈した仏の世界を絵で表現したもので、絵で見るお経とも云える。


忿怒五十八尊曼荼羅
 

極楽浄土図
 極楽浄土図は、チベット仏教カルマ派の『極楽浄土願文』に基づいて描かれている。中央には、阿弥陀三尊が描かれ背景には日本風にアレンジされた建物が描かれている。阿弥陀如来と観音菩薩の掌から『光明』が出、衆生を極楽へと導く。


十一面千手観音像
 十一面千手観音は、一千の手と目をもち、密教独特の表現と云える。千手観音の向かって左に、文殊菩薩、右に金剛手菩薩が描かれている。観音は仏の慈悲、文殊は仏の知恵、そして金剛手は仏の力を象徴する菩薩で、チベットではこれら三尊を三部の主尊と呼んで崇拝している。


瞑想美の館


▶胎蔵曼荼羅
▶金剛界曼荼羅
 二点合わせて両界曼荼羅と呼ぶ。東に胎蔵曼荼羅、西に金剛界曼荼羅である。我が国では、『大日経』に説かれる胎蔵曼荼羅と、『金剛頂経』に説かれる金剛界曼荼羅の二つが両界曼荼羅と呼ばれ、九世紀に弘法大師空海が唐から請来して以来、密教の思想を示した根本の曼荼羅として文化全体に大きな影響を与えた。