ワインの涙とグラス基板の親水性の関係
SHUHEI MORISHITA
グラスにワインを注ぐとワインがグラスの内側を上昇する「ワインの涙」という現象が起こります。ですが、どんな容器でも起こるのかは不明瞭です。そこでグラスの基板の親水性(水を弾くか弾かないか)とどのように関係しているのか、涙の生成の様子と関連づけ、その依存性を研究しています。
砂丘の形成メカニズムとバルハン砂丘
SHINBO SHUNTA
砂丘の形成には主に粉粒体特有の現象、サルテーション(跳動)とアバランチ(雪崩)が大きく関わっています。これらの現象をモデルに取り入れることで砂丘の形成を数値計算でシミュレーションし、実際には大規模な時間を要する砂丘の形成を再現することで、そのメカニズムを理解していくことを目標に主にバルハン(三日月型)砂丘について調べています。
コーヒーリング現象のメカニズム解明
MAI SUGIHARA
コーヒーをこぼしたとき、滴が乾くと縁に濃い輪が残ることがあります。これは、液体中の粒子が蒸発によって周辺に集まることで生じ、これを「コーヒーリング現象」と言います。この現象は、インクジェット印刷やバイオセンサーなど多くの分野に関わるため、基礎からの理解が重要とされています。私は、このリングの形成メカニズムをより深く解明することで。新たな応用技術への発展につなげることを目的としています。
塩化ナトリウムの結晶の必要要素
HIKARI ISHIKAWA
塩化ナトリウムの飽和水溶液をビーカーに放置すると結晶が上向きに成長していくという性質があります。先行実験で平面方向でもこの性質が現れることがわかっています。そこで私は、この結晶の形について湿度、基板の濡れ性との関係を調べています。
リーゼガング現象におけるゲルの影響
RIKO SHIMIZU
ゲル中に沈殿が規則的な縞模様を描いて生成する現象をリーゼガング現象といい、ゲル化した水溶液を用いて実験を行っていました。しかしらゲル化せずとも反応が起きることが判明したことでより自然界におけるリーゼガング現象の理解を深めることを目的に、ゲル化が現象に影響を与えているのか否かを調べています。
溶液表面における樟脳膜の周期的析出に関する同期現象
YUTA TENNICHI
樟脳エタノールは室温状態で放置すると結晶の析出と融解を繰り返す振動現象が発生します。エタノールが相互作用できる環境に複数個のシャーレを設置することで振動現象の同期を確認し、解析をすることを目標に研究しています。
ケミカルガーデンの成長に関わるパラメータについて
RINA OKAMOTO
水ガラスと呼ばれるケイ酸ナトリウムに金属塩を加えると、ケミカルガーデン という金属イオンの色がついた膜が成長する現象が現れます。これは、強アルカリ性の水ガラスが弱酸性の金属塩と反応して急速に凝集するからできるものです。この膜の成長速度が変化するためのパラメータを明らかにすることを目標に研究しています。
ワインの涙のアルコール濃度と現象との相関
YUNA OISHI
グラスにワインを注ぐと、グラスの内側をワインが上昇し、涙のような形になって落ちる「ワインの涙」という現象が観察できます。ワインのアルコール度数は12~13%ですが、アルコールの濃度が異なる他の酒類でもこの現象は見られます。そこで私は、アルコール度数を変化させることで、現れる涙にも何らかの変化が現れると考え、これについて研究しています。
BZ液滴の配置の仕方と相互作用の反応の関係
内容
KEIGO TAKEDA
僕は一定の周期で色が変化するBelousov-Zhabotinsky反応(BZ反応)を用いた研究をしています。BZ反応の溶液を液滴にしたとき、近くの液滴の周期と相互作用があることが知られています。僕は特に、複数の液滴の配置の仕方で、その相互作用にどのような影響があるのか調べています。
BZ反応の起こる粒子系でのスパイラル波について
TAKUMA KOBAYASHI
フェロインを含ませた陽イオン交換樹脂をビーズと呼び、これをBZ溶液に入れた場合、条件によって反応の現れ方が違います。また、金属線で刺激を加えるとスパイラルのパターンが現れ、こういったパターンを反応波として捉え、条件によってはスパイラルが消滅してしまい、私はこれについてのメカニズムを探りたいと思います。
金属析出物が形成する金属葉構造
KAZUMA OGAWA
私は電気分解によって析出した金属が作り出す構造、金属葉について研究しています。これはDLAという過程に基づいて形成されると考えられているのですが、本当にそれが正しいのか?という点について検証しています。実際に形成される金属葉は多様な種類があるので、様々な条件下での分類が必要であると考えています。
結晶の分岐点
YUKI HATORI
撥水加工のガラスと普通のガラスに塩化ナトリウム水溶液をたらし蒸発させた場合にできる結晶の形は異なることが分かっています。そのため、ガラスの撥水度合いを変化させ結晶の形を観察することで、結晶の形状の分岐点を求める研究をしています。
飽和塩化ナトリウム水溶液の結晶成長における不純物依存性
AYAKO IWAMA
飽和塩化ナトリウム水溶液のみで結晶を作る場合と、不純物を入れた場合で成長させた飽和水溶液では、成長する速度や出来上がる結晶の形が異なります。その影響について、不純物の種類によってどのように変わるのか、また同じ不純物の物質に揃えて塩化ナトリウムとの割合をパラメーターとした時の結晶成長はどう変わるのかを解析しています
樟脳の結晶が析出と融解を繰り返すことによる振動
YUHEI ONISHI
樟脳という物質をエタノールに溶かしてしばらくみてみると結晶が析出と融解を繰り返し振動のような現象が見られます。その現象の周期を変化させるパラメータはなんなのか、どのような数理モデルで表されるのかということを研究しています。
BZ液滴の油中での相互作用の反応と距離の関係の研究
SHOGO YODA
僕は酸化反応と還元反応を繰り返すことで、その状態によって色が周期的に変化するBelousov-Zhabotinsky反応(以下BZ反応)を用いて、そこで使われるBZ溶液によって作った液滴の油中での相互作用の反応と距離の関係の研究を行っています。具体的には、BZ反応の色の変化を振動と捉え、油中に二つのBZ液滴を用意し、液滴の条件を変化させた時の同期、非同期の様子を観察するということを行っていく予定です。
BZ反応の波のパターン
RIKU KAWASAKI
私はBZ反応という実験をしています。BZ反応とは酸化、還元反応が繰り返される反応です。この実験で触媒にルテニウムを使用すると光応答性という性質持ち、光の強さによって波ができたり、消えたりします。この波がどのような性質を持っているのかに注目して分析しています。
塩化アルミニウムと水酸化ナトリウムの沈殿とその再溶解による時空間パターンの機構解明
SEINA FUJITA
私は化学反応で生成される沈殿と、その沈殿が反応物と再び反応するために起こる再溶解によってできるパターンの研究を行っています。この反応拡散現象のうち、拡散については解明が進んでいますが、反応のメカニズムにおいてはわかっていないことが多いです。今後はこれについて、リーゼガング現象と結びつけることで解明を進めていきたいと考えています。
光BZ反応を用いた反応拡散系のフィードバック制御
DAICHI INOUE
時間経過で溶液の酸化還元状態が変化するBZ反応(Belousov-Zhabotinsky反応)は、その溶液を平面上に広げると時々刻々変化するパターンを作ること、またそのパターンは光を照射することでも変化することが知られています。私はこのBZ反応に照射する光をその時のパターンから逆算し、任意のパターンを作れるよう制御する研究をしています。
塩の樹状結晶の形成機構の解明
KAZUYA ISHII
私の研究は食塩水の蒸発によって塩の樹状結晶ができるメカニズムの解明です。塩の平衡形であるブロック状の結晶はよく知られている形であるが、ブロック状とは異なる形の結晶ができることはすでにわかっています。私の研究は、その中の樹枝状結晶に焦点をあて、結晶化の時にどのようなことが起きているかについての解明を試みています。
BZ反応パターンの相図
SHINGO HASHIMOTO
私の研究では、BZ反応波と障害物の相互作用について調べています。先行研究でBZ反応波が障害物の角付近である条件のとき、スパイラルを起こすことが数値計算で示されています。私は実際に実験においてもスパイラルを発生することが出来るのか、またBZ溶液の溶液条件や障害物の角の角度など、どのような条件下でスパイラルが発生するのかを確かめています。
酸化亜鉛の沈殿・再溶解が作る時空間パターンの機構解明
GOUSHUKE ARAYA
私の研究はリーゼガング現象という現象に関わりを持っています。リーゼガング現象とは、ある条件下で沈殿物が周期的構造を示す現象です。先行研究にて再溶解系に属する沈殿物だと従来のリーゼガング現象とは異なる現象が見られることが分かってきました。私の研究では、再溶解系に属する水酸化亜鉛に着目し、亜鉛イオンの濃度依存性について解析し機構解明に努めています。
塩の樹状結晶形成
JUNPEI IWAMOTO
私は、塩の樹状結晶成長について研究を行っています。よく見られる塩の結晶は直方体に成長します。しかし、条件を変えて食塩水を蒸発させるだけで、結晶の界面が枝分かれして上向きに成長します。そこで濃度や湿度などのパラメータを変えながら実験を行い、なぜ結晶が樹状に成長するのかを研究しています。