確かに、早い段階から漢字が書けたり、計算ができたりすることも、一つの頭の良さなのだと思います。しかし、脳の大きさが8歳までにほぼ完成することからもわかるように、幼児や児童の段階は、急激に能すなわち学ぶ器が大きくなっている真っ最中です。想像してみてください。ガラスが塊から引き伸ばされて、大きく優しい表情をした美しい器になってゆく、まさにその引き伸ばされている最中、器を形成している最中が、幼児や児童の脳の様子だと思います。そんな時に、中に水すなわち知識を入れてしまったら、どうなるでしょうか?引き伸ばされている最中のガラスは冷やされてしまい、その段階で固まってしまうのではないでしょうか。せっかく、もっともっと大きくで、もっともっと優しい表情をした、人を惹きつけてやまない美しい器になる最中なのに。。。