はじめての

会話駅

さて、これから“試験”を始めるワケじゃけども…

…〜〜〜。

…何じゃ。サッソク何か、言いたげじゃな。

…なんですか?《神格試験》って。…じゃとぉ?

……

…お前。“太陽”のようになりたいのじゃよな?

なりたいです!“お日様”みたいに!

ワシみたいにキラッキラで立派な“大めがみ”に、なりたいんじゃよな?

なりたいです!キラッキラの“大めがみ”に!

…じゃが、しかしッ!!

“めがみ”にはそれぞれの“個性”と、“向き不向き”がある!その“個性”こそが…

神格》じゃ。

お前が一人前になった時、どんな“めがみ”になるかは《神格》次第… 

神格試験》は、めがみの才能を試す試験、というわけじゃな!

……

ようするに…一人前の“めがみ”になるには、とにかく《神格試験》を受けて…

合格”して。“合格”して!“合格”しまくればよいのじゃ!!

〜〜〜!

〜〜〜!

…いまいち分かってなさそうなコヤツは、一旦、放っておくとして。ヌシ殿には、もう少し詳しく説明しておくかの。

神格試験》で問われるのは、めがみに必要な5つの素養…すなわち。“こんじょう”。“つよさ”。“かしこさ”。“やさしさ”。そして、“うつくしさ”。

ちなみに、今のツクモがどんな感じかというと…

ご覧の有様。

まぁ、生まれたばかりなのじゃから無理もない。

“ツクモガミ”は、持ち主に長く、深く、愛されることで成長する。まずはお互いをよく知り、“愛情”を育むことじゃ。

ヒトのコトバには、チカラが宿る。コトバを交わす度に…お前は“つよく”“かしこく”…或いは、“やさしく”“うつくしく”成長することじゃろう。

ついでに、ニンゲンの“コトバ”も理解できるようになるじゃろうから…

まさしく、“一石二鳥”というワケじゃな!

よ〜するに〜…“話して”。“話して”!“話し”まくるのじゃ!!

…〜!

…〜〜〜〜〜?


…〜〜?

…ほに?じゃないわ、たわけ。お前、いつまでもワシが通訳してくれると思うなよ?

お前自身のコトバでヌシ殿と向き合わねば、意味ないじゃろうが。

そういうワケじゃから。後はヌシ殿に任せた。

…達者でなッ!

(ボフッ…)






…〜〜〜!?

…〜〜〜!


……〜〜〜




…〜〜〜〜〜?

……

…〜〜〜〜〜?

…〜〜

ほにゃほにゃ…

…〜〜

…………


おはよう


…………

…アイ、サツ?

……


おはよう


…〜〜。

…ツクモちゃん

おはよう!

…………

…ヌシ、さん…

おはよう!


🌸


あー…あー…

……

…もっと。

…教えて、ください。

…ヌシさんの、コト。

…………

(ぐうぅぅぅ〜)

……!

……

食べ物…


シツモン。

…スキな、“食べ物”


カツカレー


カツカレー

……

…覚えた!

あー…あー…

…………

…ヌシさんに、詳しく、なった。

…………

…かしこい!

…行こう、ヌシさん!アマテラス様、待ってる!