見て、聴いて、触れて、味わう。私たちはさまざまな感覚を通して世界を知覚し、認識しています。知覚心理学は、ものを見る仕組み、音を聴く仕組みなど、知覚と認識のありかたを研究する心理学の一分野です。
熟練した瞑想者は、通常ならば気づけないような微細な感覚情報や身体の変化に気づくことがあるといわれます。知覚と密接に関連する注意の制御に高度に熟達することで、通常とは異なる知覚経験が得られるともいわれます。瞑想熟練者の知覚する世界とは、どのようなものなのでしょうか?
瞑想心理学研究プロジェクトでは、そのような瞑想熟練者に着目し、これまでの知覚心理学で蓄えられた知見から、知覚・認知心理学実験や心理調査、そして瞑想熟練者の語りについて研究を進め、瞑想熟練者の知覚世界の謎に迫ることを目指しています。
瞑想熟練者の知覚について理解を深めることは、同時に「知覚とは何なのか」という根源的な問いにアプローチすることにもなります。
本研究プロジェクトでは、研究に参加・協力いただける瞑想実践者を募集しています。興味のある方は、「参加する」ページの情報をご覧いただき、参加して頂ける場合は登録をお願いいたします。実験・調査・インタビューなど、研究の進捗に応じて研究参加募集のご連絡をさせていただきます。
2025/10/03 「研究者のための瞑想リトリート 2025」を開催しました。
2025/07/11 立命館大学総合心理学部で瞑想ワークショップを開催しました。ワークショップの様子は2025/10/19放送の NHK World Core Kyoto Special: The Cultural Heart of Zen の中で紹介される予定です。
2025/07/10 うめきたJAM BASEで瞑想ワークショップを開催しました。
2024/12/19 「研究者のための瞑想リトリート」報告記事を公開しました。
2024/11/29-12/01 日本基礎心理学会第43回大会で研究発表を行いました。タイトルは「4日間の瞑想リトリートプログラムによる知覚・認知・自己感の変化」。
2024/11/16-17 第15回多感覚研究会で研究発表を行いました。タイトルは「集中的な瞑想リトリートにおける多感覚経験に関するオートエスノグラフィー的研究」。
2024/07/31 「研究者のための瞑想リトリート」を開催しました。
2024/02/28 研究プロジェクトのウェブサイトを公開しました。
2023/12/09-10 日本イメージ心理学会第24回大会で本プロジェクトに関連する招待講演を行いました。「知覚と認識の多様性からイメージ研究を考える」(高橋康介)
2023/11/03-05 第14回多感覚研究会を本プロジェクト併催・協力で開催しました。
2023/04/01 瞑想心理学研究プロジェクトがスタートしました。
2023/04/01 科学研究費補助金「知覚像はどこまで自由に操れるのか:知覚像制御の心的過程と脳内基盤の解明」に採択されました。
本プロジェクトは科学研究費補助金「知覚像はどこまで自由に操れるのか:知覚像制御の心的過程と脳内基盤の解明」・「認知心理学における文化比較の再定義:日芬フィールド実験研究を通して」「リモートな身体/象徴される顔身体と生身の身体」の補助により行われています。
本プロジェクトに関するお問い合わせはプロジェクトメールアドレス meditation.psychology@gmail.com または高橋康介(立命館大学総合心理学部)k-tkhs@fc.ritsumei.ac.jp までメールにてお願いいたします。