計量経済学の理解を深めるとともに、データ分析ソフトRを使いこなせることを目標として、春学期中に集中的に実習を行う。また、学生通しが助け合いながら、また楽しみながら分析スキルを習得することを目的に、3人程度のグループで、与えられたデータからどれだけユニークかつ説得力のある分析ができるかを競うミニコンペなども実施している。
参加学生の声
先生のご指導とテキストのおかげで、データ分析初心者の私でも非常に分かりやすく丁寧に学ぶことができ、この1年間で基礎的な知識や操作をしっかりと習得することができました。今後もさらにスキルを磨き続け、学びを深めていきたいと思います。
教科書に沿って基礎知識を蓄えた上で実際に手を動かしてコードを書くことを繰り返し理解が深まった。一連の学習で初心者でも問題なく分析を動かせるまでに成長した。コード変更で有意な結果が出た時の達成感が大きかった。
論文コンテストに応募する論文の作成、および卒業論文の準備のための議論を深めるために、2024年度は9月に千葉県の白子で夏合宿を実施した。各報告に対して討論者をたて、活な議論を通じて、論文を完成させる上での課題について議論を行った。
参加学生の声
教授を含め多くの人に発表を聞いてもらいフィードバックをもらうことで、論文の完成度を高めるための充実した時間を過ごせたとともに、研究会全体での結束力がとても高まったように感じられる合宿でした。
合宿内で行われた中間報告では、普段のゼミの講義以上に活発な議論が交わされ、メンバーとの結束が強まりました。意見を交わす中で新たな視点を得たり、自分の考えを深めたりする良い機会となりました。また、勉強だけでなく遊びも充実しており、BBQをしたり花火をしたりバレーボールをしたり、ゼミ員との更なる信頼関係が築けたことも印象的でした。
参加学生の声
論文コンクールというひとつの目標に向かって約半年間チームで頑張り続けたので、ゼミ生同士の仲も深まりました。また、運営委員として開催に携わったことでさまざまな大学と交流することができ、刺激を得られました。
研究開始前は不安が大きかったが、ISFJに向けて準備をする中で分析の進め方を学び、政策提言の裏付けや実行可能性などを考える中でその難しさを実感した。当日は他校の学生と交流し有意義な時間を過ごすことができた。
卒業論文の完成に向けて集中的に議論する機会として、1月に新潟県の魚沼市で冬合宿を実施した。4年生12名が参加し、研究発表と教員、および学生同士の討議を行い、卒業論文の完成に向けて有益な議論の時間を持つことができた(卒論タイトル一覧)。
参加学生の声
今まで時間をかけ、頑張ってきた卒業論文をいつもとは違う場で発表できて、特別感があった。また、この合宿までに卒業論文を間に合わせるという意識があったため、全体の締切より余裕を持って終わらせることができてよかった。卒業前の良い思い出となった。
全員が卒業論文を発表するにはかなり時間が要するため合宿という場でまとめて発表できてよかった。お互いの努力の成果を聞きあい、讃えあうことができてよかった。発表が終わった後の全員の清々しい笑顔は輝いていた。発表時は緊張感があり、その後はとにかく楽しく、一生の思い出になった。
1)我が国におけるスタートアップ企業の実態
地域経済の活性化を考える上でスタートアップ企業の誘致が重要な政策とされている。そのスタートアップ企業の実情を知るために、(株)Tebikiの貴山敬社長をお招きして、会社創業にあたって直面した問題や政策的な課題についてご講演いただいた。
2)講演会:巨大インフラ整備の経済効果の測定
地域経済振興のために様々なインフラ投資が行われているが、少子高齢化により国内需要の拡大が期待できないわが国では、その効果を正しく評価し、今後の政策立案に生かしていくことが求められる。そこで、先端的な分析手法を用いて1980年代~90年代に完成した瀬戸大橋の効果を測定する研究に従事する小野あかり氏(慶応義塾大学院経済学研究科博士課程)をお招きして、研究成果をご紹介いただいた。
参加学生の声
小野氏の講義では、専門的で難解な内容ながらも深い洞察に満ち、私たちの視野を大きく広げてくださいました。特に理論と実践を結びつける視点には感銘を受け、今後の学びや研究に活かしていきたいと感じました。
貴山氏の講義では、起業に至った経緯や、これまでのキャリアプランなど、普段聞けないような素晴らしいお話をお聞きすることができました。また、自分自身のキャリアを考えるきっかけにもなり、貴重な機会をいただけたことに感謝しています。