想像を促し、身体を定位させる場
力安一樹
2021年度卒業設計
2020.12~2021.03
近大展
10選
せんだいデザインリーグ
100選
福岡デザインレビュー
予選通過
オンライン卒制展
10選
耳を澄ましたり、匂いを感じたり、ゆっくり歩いたりする。
目に見えない音や雰囲気や気配を五感で感じる。
このような身体とそれを取り巻く世界との接地面を最大限拡張する行為、
また何かと対峙した際に自らの内から沸き起こる局所的で自発的な行為を
アニミスティックな行為と定義する。
移動が高速化し目的の飽和する現代において、このような行為は非合理的なものとして遠ざけられる傾向にあるのではないだろうか。
本計画は、これらアニミスティックな行為を起点に展開していく。
身体性を刺激し環境との接点を増やすことで想像力を促し、
希薄化しつつある個人という存在を今一度定位させる場の提案である。