合成した結晶(化学気相輸送法、フラックス法、水熱合成)の写真です。
ほとんどの結晶の顕微鏡写真は東大物性研の技術職員の浜根大輔氏に撮影していただいたものです。
一部、物質名を伏せていますが、純粋に結晶の美しさを楽しんでいただけたらと思います。
Cd2Re2O7
パイロクロア酸化物の超伝導体。この物質のおかげで博士号を取得できた
Bi2Te2Se 河津鉱 Kawazulite
浜根さんの依頼で合成した人工鉱物。日本の鉱物。トポロジカル絶縁体の代表格でもある。
IrO2
ルチル型
MoO2
歪んだルチル。
RuO2
ルチル型。細長い結晶と丸っこい結晶があり、違う物質かと思いきや、どちらもRuO2だった。
Re2P2O11
くっついている赤い結晶はReO3。
ReO2
ルチルの多形もあるが、これはalpha-PbO2型の方。Re酸化物の合成で結晶が出来たら、大体この物質。
Bi4(SiO4)3 Eulytine
浜根さんにそそのかされて合成した人工鉱物。
Re6Te15
こう見えて絶縁体。
Re6Te15
Bi2CuO4 草地鉱 Kusachiite
たまたま合成された人工鉱物。
PbRe2O6
結晶構造が面白かったので合成した。面白げな相転移を発見して放置していたものを後輩が論文にしてくれた(S. Tajima et al.: J. Solid State Chem. 288 (2020) 121359.)。イチオシ物質。
既知物質。ぱっと測定したところ物性はそんなに面白くなさそう。
Te0.30ReO3
発見して8年の時を経て論文化に成功した。Inorganic Chemistry (2025) published.
既知物質。電気炉が壊れた時の一回しか育成に成功しなかった。
Cr-doped Al2O3 ルビー
アルミナるつぼを原料に合成した。
K. Teshima et al.: Chem. Lett. 34 (2005) 1620.を参考にした。