グラフの微妙な調整ごときに2時間も3時間も取られるのは非常に徒労感の強い屈辱的な体験です。Qiitaに記事を書いたのはそういう体験をする人を減らすためですが、あれ以上に詳しい記事や具体例をまとめた本を書くほどの網羅的な知識は私にはありません。ただし、調べ方のコツはわかるので具体的な問題にはたぶん多くの人より早く対処できます。
一方、英語ならStackOverflow、日本語でもteratailという無料で質問できるサイトがあり、どちらも常連回答者は非常に詳しい方々ばかりです。関連質問がなければ自ら質問してこれらを活用できればたいていのことは解決します。ただ、matplotlibに関わる苦労やボヤきをいろいろなところで見る限り、質問サイトで質問する人は少数派で多くの方が正直言って効率の悪いGoogle検索に終始しているのではないかなと感じています。そう言った人も検索結果をあさる過程で質問サイトには遭遇しているはずですが、聞けば解決する可能性の高い質問サイトを活用する人は少ないようです。めんどくさい、そこまでしたくないなどいろいろ理由はあるでしょうが、もしかしたら「一対一なら聞きたいけど人の前ではためらってしまう」「人に見られて恥ずかしくないきちんとした質問をするのが億劫」という方も多いのかもしれないなと思いました。
そこで、「一対一なら質問できる」という方が時間を溶かさずにすむように個別相談をやってみようと思いました。任意価格の成功報酬形式にしているのは、見知らぬ人に何かを相談する際は少額の支払いを介したほうが心理的に楽だろうなと思いつつも、完全有料にできるほどのなんでも対応可能な高度な知識を持っているわけでもないからです。
世界一ビッグマックの高い国でポスドクをやっています。解析や可視化には学生時代から長いことIgor Proという商用ソフトを使っていましたが、Jupyter notebookに出会った去年あたりから全ての作業をPythonに切り替えました。論文や学会向けの地味なグラフしか作らないのであまりかっこいい可視化には慣れていません。 Qiita