ここでは過去に自分用に(主に日本語で)作成したノートをあげています。自由に使ってください。ただし、個人利用のためのものなので、間違いがあるかもしれません。その場合は、元論文にあたるなどしてください。
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1953年に江戸川乱歩が著した『類別トリック集成』は、洋の東西の様々な探偵小説のトリックを網羅的に類別し、数百の小区分として編みました。仔細に分類されたそれらは、非常に緻密であり、古典的なトリックから、現代の推理小説に至るまで、「いずれかの区分に入りうる」と思わせるものです。
しかしながら、この類別は完全なものなのでしょうか。言い換えると、より抽象度を上げたり、視点を変えることで「トリック」そのものを再考することはできないのでしょうか。
このノートでは、探偵小説におけるトリックを「読書体験という通信路に対する推論攻撃」と見なすことで、情報論的に解釈し直す試みです。結果として、乱歩の類別に新たな視点を与えるのみならず、「トリックとは何か」を再構成し、また現代的な科学技術や社会制度が推理小説に与える可能性についても言及しています。
(修正加筆ののち、某英米系ジャーナルへ投稿中)
ドイツ観念論の大家であり、西洋哲学は彼以前と以降に分かれるといっても過言でないイマヌエルカントの代表的著作である『純粋理性批判』。しかしその内容は難読を極めており、文章を理解することもやっとです。
そんな彼の難解かつ重要な作品を、素人がゆっくりと読み解きたいと思います。途中で他の哲学者や物理学、形式言語などに寄り道するかもしれません。