春は冬の寒さに耐えられるように締まっていた身体や神経がゆるんでくる季節。
気持ちよく伸びとあくびをして、身体の変化を助けてあげましょう!
凍っていた氷が解けるように、本物のあくびや涙が出てきたらしめたもの、
頭の緊張が溶けてきたサインです。
① 手を挙げて~
さらに脇腹(肋骨)を持ち上げる様に伸ばーす
② 指を組んで~
肩甲骨を持ち上げー
肘を伸ばーーし
手首を伸ばーーす
③ 気持ちよく~
体全体を伸ばしてー
口を大きく開けて--
声も出す!
北海道の春は少し温かくなったと思えば、また冷えこんだりと忙しい時期ですが、日の長さや温もりを感じはじめる嬉しい季節です。
雪の下では、ひそかに芽を出した植物が着実にひらきはじめています。
冬の寒さで引き締まりのピークを迎えていた私たちの身体や神経も、この時期にはゆるみ、ひらきはじめます。
まず最初にゆるみだすのは頭、そこから首~肩~骨盤とゆるみ、ひらいていくのですが、今年は記録的な寒波で上半身や神経に強い緊張をおこしてしまい、うまくゆるんでいかない方が多くみられます。
ただ自分で頭や首・肩の力を抜こうとしてもなかなかうまくいきませんよね。
そんな時はわざと背中の肩甲骨から動かす様に手を広げ、おおげさに「あくび」をしてみて下さい。
あくびと共に涙が出てきたらしめたもの。眼(涙)や鼻(水)や口(よだれ)から出てくる水分は、寒さで固まっていた氷が温かさで解けて水になるのと同じで、頭の緊張が解けたサインです。
そしてもう一つおすすめは少し熱いと感じるくらいのお湯に、5本の指をつける【手湯】。
イライラしたりなんだか気持ちが落ち着かない時には、親指だけでもコップのお湯につけると不思議と気持ちも頭も落ち着いてきます。
時間が取れない人はお風呂につかりながら、手だけ、桶に入れた少し熱めのお湯につけてもOK!
身体の末端が緩むと氷がとけるように上半身の滞りが解け、身体は春を迎える準備を始めてくれます。
生まれた季節の特徴を知り、養生して「おのずから調う力」を応援してあげませんか。
産まれた時からずっと共に頑張ってくれている身体も、きっと喜んでくれますよ!