都営地下鉄浅草線直通用として設計された同形式は、直通に先立ち1959年(昭和34年)に製造されました。
1978年(昭和53年)までの19年間で私鉄の"単一"形式としては最大数の356両が製造されました。
これは運転台の有無・機器の差異に関わらず、すべて「デハ1000形」として製造されたためです。
ちなみに私鉄での製造最多両数は言うまでもなく東武8000系の712両です
製造期間が19年と長期にわたるため、途中に大きな設計変更が幾度か行われました。
その後仕様差は改造の結果縮小しましたが。廃車まで残った差で製造時ごとに分類できました。
非冷房で製造された前期車(1001-1242が該当)と製造時からの冷房車である後期車(1243以降と1079・1080)では搭載機器が異なります。
混結は可能でしたが、固定編成に混在した事例はありません。(分散冷房と集中冷房の混成は旧600形※と800形が該当)
製造年で細かい差異があり、大きく以下のように分類できます。
1095-1098:1958年に製造され、旧800形として製造されのちに1000形となった。
1001-1048:1959年から翌年までに登場した。このグループまでは当初は非貫通顔。
1049-1078 1101-1130:1961年から1962年製のこのグループから貫通顔で登場。
1131-1196 1201-1206:1964年から1966年製のグループ。ここで現在に至る顔が登場。
1207-1242:1968年製のグループ。連結面後退角が縮小。
1243-1298 1301-1348 1351-1380 1079・1080:1971年から1978年まで製造されたグループ。当初から冷房車。
※:他に床下冷房車も存在しました。
舞藻重工では、横浜市電、横浜市営地下鉄、東急電鉄をはじめ神奈川県の鉄道車両や航空機をメインに多種多様なプラグインを製造してきました。京急車両に関してはデトのみの製造にとどまっていました。
しかし、既存プラグインが入手困難な状況を鑑みて、「京急旧1000形」の製造に着手しました。ぜひご利用ください。
当サイトは、集中冷房車と分散冷房車の最終的な仕様を公開しています。