M3翌日、仲間と観光をしていたらあっという間に夕方。

ポリセはほかの仲間と違い一人だけ成田空港からの帰りの便を取っていたため、一足先に駅に向かい電車を乗り継いだ。

そして無事に空港に降り立った、はずだった。

どこを探しても自分が乗る便の名前がないのだ。

登場口はほかにもあるので近場の搭乗口の電光掲示板の中をあまねく探しまわるが、どこにもない。

彼は自分の便の搭乗券を見たあとに今自分がどこにいるのかを悟った。

そう、自分が乗る飛行機はこのターミナルからは出ない。

彼は京成本線の降りるべき駅を1駅早く間違えてしまったのだ。

すぐさま彼は今の時間を見た。離陸まであと20分。

目的のターミナルまでは徒歩で約20分。

すべてが終わる音が、した。

ゴールデンウィーク間近なので当日中の他の便に空きがあるわけもなく、空港で夜を明かした彼は何とか取れた早朝の便で地元まで帰った。

誰かが言っていた「帰るまでがM3」という言葉がものすごく刺さった体験だった。

最近自分のウェブサイトを作りました。

https://porise4.github.io/website/

自分が作ったり参加したりした作品は粗方ここにまとまっているのでよかったら見て行ってください～