1990年、声楽家・合唱指揮者の鈴木茂明氏の音楽理念に深く共鳴して結成される。歌唱表現を豊かに実現するための発声構築法を習得しながら、人間の精神を深みへと導く髙田三郎作品、詩と音楽が深く融合したドイツロマン派作品を中心に演奏活動を続けている。定期演奏会、髙田作品個展としてのリヒトクライス演奏会、海外演奏旅行、ビクターによるCD録音など、活動は多岐に亘る。
1996年にはローマ日本文化会館の招聘を受け、イタリア・フランスで演奏、髙田作品の神髄に迫り、大きな感動を与えた。2000年、髙田氏逝去に際して、通夜、告別式で聖歌隊を務めた。2004年にはパレストリーナ音楽財団の招聘を受け、ローマ・バチカン・パレストリーナ公演を行い、イタリア語版「水のいのち」をイタリア著作権協会合唱団とともに演奏、楽譜を出版。作品の深い理解に基づいた演奏は高い評価を受け、髙田作品を世界へと広める役割の一翼を担った。生前の髙田氏の度々の指導は、人間存在の神秘を語り叡智を授けるものであり、団員の胸深くに刻まれている。
2024年10月5日には第15回演奏会を行い、多くの観客を魅了した。
練習日:毎週土曜日 18時ー21時
場所:北とぴあ他
コーロ・コスモス(宇宙・調和)は、1992年鈴木茂明氏のもとで合唱音楽の神髄を学びたいと願う20名で結成された。自在な音楽表現に不可欠な発声法、歌唱法の習得に励みながら、詩と音楽が深く融合した作品に命を吹き込むことの素晴らしさを味わっている。
1994年の第1回演奏会以来、隔年で髙田三郎、バッハ、シューマン、イタリア歌曲などのプログラムで演奏会を開催。1999年には「マリアの歌」(髙田三郎作曲・村上博子詩)を委嘱、初演。演奏は髙田三郎CD「来なさい重荷を負うもの」に収録された。2002年に「三つの子守歌」(髙田三郎曲・髙田留奈子編曲)を初演。2008年女声合唱組曲「春日真木子短歌集」(松本康子曲)を初演した。
1993年の第1回リヒトクライス演奏会から参加し、髙田三郎の女声合唱作品を通じて人生への示唆も多く与えられている。また、髙田先生に度々ご指導頂いたことは貴重な経験として団員の心に刻まれている。
練習日:毎週火曜日 13時ー16時
場所:文京シビックセンター、東京芸術劇場他
第15回演奏会 2025年6月28日 浜離宮朝日ホール
1974年創団。1975年に鈴木茂明氏をヴォイストレーナーとして、1978年には常任指揮者として迎え、現在に至る。現在大学生、大学院生合わせて約50名が所属し、年に1度の定期演奏会に向けて練習に励んでいる。今年で創団50年を迎え、深い歴史とともに日々成長を続けている。
第49回定期演奏会 2024年12月21日 ノバホール
創団50周年記念演奏会 2025年3月2日 サントリーホール
1971年、地域に根ざした合唱活動を始める。20周年記念演奏会にて「水のいのち」を演奏。その後、鈴木茂明氏指揮による女声合唱団の演奏を拝聴し、求める発声の方向と音楽表現に感動。髙田三郎先生の至高の音楽に共鳴し、第1回リヒトクライス演奏会から参加。35周年記念演奏会には客演指揮として鈴木茂明氏を迎え、「確かなものを」を演奏。長年にわたり貴重なご指導を頂いている。
長引くコロナ禍と活動場所である公民館の改築、指揮者交代等が重なり、現在は有志での参加となる。
活動場所:ステラ・ウエスト(ふじみ野市)
1984年、千葉県柏市にて女声合唱団として発足。1992年から発声法を主とする練習を行い、鈴木茂明氏より指導を受けてきた。第27回演奏会までリヒトクライスの大切なメンバーであった。