石垣島ツアー 体験レポート
石垣島の伝統行事「ハーリー」で海や風と島人と交流し、地域の中で暮らすことを考える2泊3日のツアーです。
沖縄離島群の中でも比較的に住みやすい石垣島。観光の力により都市部の発展と広がる自然が混在しており、それなりの選択肢の中で暮らすことができます。近年はドン・キホーテに代表される商業施設も展開しており、物流に関する心配は低い島です。一方、移住や観光に関しては人気な島でもあり、住居の選択肢と費用が懸念点としてあげられています。
そんな石垣島の中でも古き良き伝統文化・島民コミュニティーを有する「白保」地区を中心に暮らしを体験してもらいました。<集合・オリエンテーション>
南ぬ島石垣島空港にてツアー参加者がO.D.O.R.Uフラッグの下に集合。今回は岩手・東京・千葉・大阪・岡山など様々な場所から集まりました。参加者は、今回のツアーの舞台となる白保地区の拠点である「しらほサンゴ村」にて自己紹介とオリエンテーションでご挨拶を。程よい緊張とワクワクで、事務局も撮影することを忘れる…<白保の家庭へ>
この日はこれにてツアープログラムは終了。各自、お世話になる民泊家庭でゆっくり過ごすことにしました。石垣牛の牧場を見学し、石垣牛の焼肉を楽しむ家庭高級織物・八重山上布を織っている織子さんの家庭(なんと植物から繊維を抜き取り、糸作りからされているんです!)出会って早々に「お母さん」と言われても抵抗なく受け入れてくれ、スイカが出てくる家庭(6月上旬ですよ!)ツアー参加者はこの日出会った”お父さん””お母さん”と食事をし、ゆっくりゆんたくして夜を過ごしました。<白保ハーリー>
2日目も快晴の中、スタート。この日は白保の伝統行事「白保ハーリー」にケアハウスばすきなよおメンバーと参加。お揃いのTシャツをツアー参加者にプレゼントし一致団結して、ハーリーに挑みました。ハーリーは旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に行われる。航海の安全や豊漁を祈願し、サバニと呼ばれる伝統漁船で競漕を行う行事です。白保小中学校の生徒も体験学習の一環として祭りに参加していました。 競漕の結果は惜しくも負けてしまいましたが、どんな思い出にも勝る素敵な体験でした。<白保散策>
日が暮れてからは、白保のNPO・夏花さんによる白保散策で白保を紹介してもらい、集落の中に眠っている様々な物語や思い出をお話していただきました。<白保 大交流会>
夜はお待ちかね。大交流会へ!白保青年会、先輩移住者、島の若手などがツアー参加者をお出迎え。美味しい島料理と泡盛を堪能しながら、島のことを語っていきました。<暮らしの気になるポイント巡り>
最終日は島暮らしの際に気になる、医療・スーパー・住居に関することを巡っていきました。特に石垣島は住居の空きがほとんどない状況と聞いていたので、不安になりながら不動産屋へ。最近は少しずつですが、石垣島の住宅事情も改善してきているようです。ただ、島暮らしの理想のカタチと多くの人が考える古民家はなかなか出てこず、地域の方との関係性の中で借りられる可能性があるとのこと。今回のツアーコーディネーターでもある「ゆんたくガーデン」の事務所は古民家ということで、見学へ。メンテナンスの大変さや、台風時の対策などのお話を伺いました。(それでも、やっぱり憧れてしまう気持ちもわかります…庭付き古民家)
そして、3日間の体験ツアーはこれにて終了~ツアー参加者の皆さんとツアーの振り返り、今後の関わり方を確認して解散しました。