パッチャラポーン・ケーオキッサダン先生による公開公演

オンラインアプリを利用した会話活動による日本語の「聞く」「話す」能力の向上 ータイ人日本語学習者のコミュニケーション・ストラテジー

 オンラインアプリを用いた日本人との会話活動により、タイ人日本語学習者の「聞く」「話す」能力及び、習者の日本語学習に対するモチベーションが向上したことが確認された。また学習者が雑談、意見交換、文化交流を楽しく行うことができたこともアンケート調査からわかった。会話活動における問題として話題探しの難しさ、言いたいことがうまく言い表せないこと、相手の言葉が聞き取れないことが挙げられた。様々な困難があったにもかかわらず、聞き返しなど様々なコミュニケーション・ストラテジーを使って会話を進行させようという努力が見られた。

講師紹介

タイ王国タマサート大学教養学部日本語講座助教授。博士(京都大学人間・環境学)。専門は日本語学・日本語教育。最近の主な論文・著書に「「Can-doをベースとしたコミュニカティブ日本語教育 ―タイの高等教育機関における日本語教科書作成への応用の可能性―」(2017)、『日本語の構造』(共著)(2014)、『知っておきたい日本語学』(共著)(2015)、『基礎日本語』(2020)などがある。現在は教授法、異文化間コミュニケーション、翻訳論にも関心を持っている。https://www.tu-japanese.org/main.php?action=department

2022.1.26 Colloquium Poster パッチャラポーン先生.pdf

日時:2022年1月26日(水)15:00〜16:30日本時間

使用言語:日本語

Zoomによるライブ講演

お問い合わせ:

国際文化研究科

江藤裕之 (Hiroyuki Eto)

メールアドレス: hiroyuki.eto.d6(at)tohoku.ac.jp

Posted on 2022.3.22