本研究室では、細胞を構成する各要素から細胞を再構成する研究テーマと、細胞から組織や器官を再構築する研究テーマを取り上げています。具体的には、細胞膜を構成するリン脂質から人工脂質膜小胞であるリポソームを作製する研究や、心筋細胞を1 細胞ずつ配置することにより、心臓の構造や機能を再現した細胞ネットワークを構築する研究を行っており、創造性豊かな人材を社会に輩出しています。
細胞の再構成
• 新規リポソーム作製技術の開発
• 様々な物質によるリポソームの変形や運動
• リポソームを用いた細胞機能の再構成
組織・臓器の再構成
(心筋、神経細胞) 上の図はBiophysics and Physicobiology, 21, e210026に掲載
• 細胞の形状制御やネットワークによる組織・臓器の再構成
• 再構成した細胞ネットワークの細胞外電位計測による解析
お世話になった研究費
拍動心筋細胞を用いた後天的情報の獲得保持機構の解明
独立行政法人日本学術振興会 学術研究助成基金助成金 2012年4月ー2014年3月 配分額 総額 3,900,000円
オンチップ多電極刺激計測系による細胞ネットワークの構成的理解
独立行政法人日本学術振興会 戦略的創造研究推進事業[さきがけ] 2005年10月ー2009年3月 配分額 総額 40,000,000円
セロミクス計測技術のための異種細胞間「コミュニティ・エフェクト」の解明
文部科学省 研究費補助金 2005年4月ー2007年3月 配分額 総額 3,600,000円