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【テーマ】 地域防災における医師の役割を考える
【日時】2026年7月18日(土)13:00~17:00
【形式】ハイブリッド開催+後日オンデマンド配信
【会場】熊本大学病院 くすのきテラス 3階 大会議室
【参加費】1000円
【主催】九州小児在宅医学会
【共催】
一般社団法人てとてとココロ
熊本小児在宅ケア・人工呼吸療法研究会
熊本県医療的ケア児支援センター
熊本大学病院小児在宅医療支援センター
【後援】調整中
【申込方法】2026年6月頃から申込開始予定
【開催趣旨】
九州小児在宅支援研究会は2024年度に第6回研究会を開催し、2025年度から九州小児在宅医学会に改名となる。記念すべき第1回九州小児在宅医学会は「地域防災における医師の役割を考える」をテーマとした。
病院に勤務する医師は、災害拠点病院に集中する傷病者の治療など、病院内外で発災時の災害医療において中心的な役割を担う。国は過去の災害医療における反省からDHEAT、DMAT、災害医療コーディネーター、災害時小児周産期リエゾンなど専門チーム・専門職を養成し、都道府県庁・保健所に設置される保健医療福祉調整本部や災害拠点病院を支援するシステムを構築してきた。こうした病院や都道府県庁・保健所における医師の役割は確立しつつあると言える。
一方、傷病者の発生現場である地域における医師の役割はどうだろうか。公助の限界から「自分たちのことは自分たちで守る」という自助・共助が強調されるようになったが、それを具現化する「地域防災」の場において医師の姿はあまり見かけない。地域の自主防災組織の打ち合わせでは、在宅人工呼吸器装着児者の防災の話題になると「医師・看護師からの助言がほしい」というニーズを多く聞く。その地区において、こどもから高齢者・避難行動要支援者の防災を考えるときに、こども(医療的ケア児を含む)の支援者と地域包括支援センターの連携により地域防災力の強化につながると期待される。
本学会では、地域防災に取り組む医師や、地域防災の担い手の立場として地域包括支援センター長の講話を聞き、こどもから高齢者の地域防災における医師の役割について参加者の皆様とともに考える機会としたい。
【キーワード】
医療的ケア児、地域防災、防災士、地域BCP、地区防災計画、個別避難計画、防災さんぽ、地域包括支援センター、医療的ケア児支援センター、医療的ケア児等コーディネーター、災害時小児周産期リエゾン
【プログラム】
・オープニング講演(1)
小篠 史郎 [医師]
(熊本大学病院小児在宅医療支援センター 副センター長)
「災害時小児周産期リエゾンが取り組む防災アドボカシー」
・オープニング講演(2)
宅島 恵子 [社会福祉士]
(熊本県医療的ケア児支援センター 統括コーディネーター)
「動画で見る医療的ケア児の “防災さんぽ”」
その他、
防災士として地域防災に取り組む医師
地域BCPに取り組む医師
地域防災に取り組む地域包括支援センター長
などバラエティ・バイタリティにあふれる講師が登壇予定です。
詳細確定しましたら提示いたします。