九州において梅雨入りとなり,雨の日が続いておりますが,九州心理学会会員の皆様におかれましては,ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび,第87回九州心理学会大会を長崎県・長崎大学にて担当させていただくこととなりました。長崎県は九州の西端に位置し,南北に細長い地形を有する地域でございます。交通の便においてご不便をおかけする面もございますが,何卒ご来臨賜りますようお願い申し上げます。
本大会は,従来の方針を踏まえ,対面形式にて開催いたします。これまで学会運営に多大なるご尽力を賜りました先生方の多くがご退職され,新たなメンバーを中心に準備を進めております。不行き届きの点もあるかと存じますが,何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。そのため,運営体制を簡素化しつつも,充実した研究交流の機会となるよう準備を進めております。
ポスター発表は,長崎大学文教キャンパス教育学部棟にて実施いたします。九州心理学会では,心理学の基礎研究から応用領域まで幅広い研究発表が行われておりますが,現場との結びつきを重視し,教育・医療・福祉などの現場に関わる実践的な発表も多く見られます。若手研究者にとっても積極的に意見交換ができる雰囲気が醸成されております。今回の会場は,教育学部本館からはやや離れた位置にあり,静穏な環境のもと発表が可能となっております。多くの皆様にご発表いただき,活発な議論が展開されることを期待しております。
午後には,同じ文教キャンパス内の文教スカイホールにおいて,九州大学の吉田ゆり先生をお迎えし,「メンタルヘルス」をテーマにご講演を賜ります。現代社会はVUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代と称され,社会構造や技術の急速な変化により,将来の予測が一層困難となっております。その結果,人々はストレスを抱えやすくなり,心理的な安定を保つことが難しくなっていると考えられます。このような時代において,心理学の果たす役割はますます重要性を増しているものと認識しております。
本大会が,九州および近隣地域における心理学研究のさらなる発展と学術交流の深化に資するものとなれば幸甚に存じます。準備委員一同,皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
2026年6月9日
九州心理学会第87回大会
大会長 内野成美
長崎大学大学院教育学研究科