研究紹介

ちわくってどんなことを勉強するの?先生ってどんな人?

模擬授業・研究紹介を聞いて、体感してみよう!

模擬授業・研究紹介①

「堆積物から読み解く小惑星衝突の痕跡」

佐藤 峰南 助教


模擬授業・研究紹介②

「火山噴火のメカニズム」

大橋正俊 助教

模擬授業・研究紹介①

「堆積物から読み解く小惑星衝突の痕跡」

佐藤 峰南 助教

固体地球惑星科学講座 地球進化史

 地球史における生物大量絶滅の要因のひとつとして、大規模な天体衝突イベントが提案されてきました。衝突にともなう環境変動や生物の絶滅・回復の過程は、地層中に記録された過去の衝突履歴から紐解くことができます。恐竜が絶滅したことで知られる万年前の小惑星衝突によって拡散した物質が、どのように地層中に保存されているかを紹介し、衝突履歴の地球化学的な検出方法について解説します。

研究分野

小惑星衝突や火山活動による地球環境への影響を理解するため、これらのイベントを反映する元素濃度・同位体比の変動を堆積物中から読み解く研究を進めています。現在は、生物大量絶滅が記録されている様々な時代境界に着目し、堆積環境の異なる地質試料を採取しに出かけて研究対象としています。

主な研究テーマ

・6600万年前の小惑星衝突による物質の拡散過程と生態系への影響

・2億年前の大規模噴火にともなう環境変動メカニズムの解明

・地球史を通した宇宙物質流入履歴の解読


模擬授業・研究紹介②

「火山噴火のメカニズム」

大橋 正俊 助教

固体地球惑星科学講座 岩石循環科学

火山噴火は私たちの生活と密接に結びついています。例えば、2021年の福徳岡ノ場噴火による軽石は沖縄の漁業に多大な影響を及ぼしました。また、2022年のトンガ噴火は近年まれにみる大規模噴火であり、世界中でニュースとなりました。この動画では、なぜ火山が噴火するのか、その基本原理について実験を交えながら紹介します。

大橋 正俊 助教

研究分野

火山学。火山噴出物の観察を基本としつつ、実験・理論計算と組み合わせて、火山噴火のダイナミクスを復元しようと試みている。


主な研究テーマ

・火山噴出物に見られる気泡組織に関する総合的な研究

・発泡過程、特に、気泡変形と気泡合体に関する実験と理論計算

・Taupo火山(New Zealand)における噴火ダイナミクスの復元

・X線CTを用いた岩石組織の観察手法に関する研究