魔術深度―まじゅつしんど

数百年前、ある魔術師が提唱した、魔術を使用した際に生じるデメリット。その名称。

別呼称として、深度というものも存在する。(決して誤字ではない

魔術を使用する度に、体内を巡る魔力の純度は落ちてゆき、その怪異性に汚染される。この汚染が広がると、体の機能バランスが崩れ、五感の消失や、肉体の麻痺に加え、内臓などに大きく負荷がかかり始める。

如何にも強力な魔術を乱用したりすると、その変化は顕著に出る場合が多い。

本編劇中では、偽吸血鬼の超再生能力を酷使し続けた結果、螺旋巴の魔術深度が限界を迎え、失明、体の一部が麻痺する結果となった。

【2000年代における魔術深度の扱い】

2000年初頭。当時の特位魔術師が、その危険性を再提示。そして、個人個人の魔術深度を計測する機器を各地へ提供した。

それまではオカルト的な要素として扱われていたが、魔術を使い続けることによる危険性はこれにより証明され、どの組織でも魔術深度の計測は定期的に行われることとなった。