推薦者:横井圭介(よこい けいすけ)(ラルシュかなの家)
教会と環境
田川建三(2004)『キリスト教思想への招待』勁草書房
「神を信じないクリスチャン」を名乗り、1970年には「造反教官」として国際基督教大学から追放された著者。第一章「人間は被造物」の中に、イエス時代の自然観の論考が掲載されています。
教会と共生(ともに生きるためのヒント)
越前喜六編著(2020)『道 わが道を往く』教友社
イエズス会士だけでなく仏教者も入った「それぞれの人生の物語」が語られています。自分自身の人生を振り返るのにも有益な1冊です。
林尚志(2011)『石が叫ぶ福音』岩波書店
30年以上に亘り、下関労働教育センターを拠点にして活動を続けているイエズス会司祭・林尚志師。現場に立ち続け、社会の片隅で涙し、打ち捨てられてきた人たちの声なき声を聴き続け、その人たちのそばに立ち続けて来たからこそ、真実の言葉を発することができるのだと、この本を読んで強く感じます。