推薦者:柳川朋毅(やながわ ともき)(イエズス会社会司牧センター)
教会と社会
第二バチカン公会議(2014)『第二バチカン公会議現代世界憲章』カトリック中央協議会(英語版はこちら)
第二バチカン公会議(1962~65)の最後の公文書。カトリック教会を現代世界に開く姿勢が大きく示された。
日本カトリック司教協議会・社会司教委員会編(2012)『なぜ教会は社会問題にかかわるのか Q&A』カトリック中央協議会(オンライン版はこちら)
教会が社会問題について発言すると、たびたび疑問や非難が寄せられる。そうした「よくある質問」に対する一問一答形式で、教会が福音化のために社会問題にかかわる意味を分かりやすく説明している。すでに絶版のため、カトリック中央協議会のサイトで全文公開されている。
教会と経済
教皇フランシスコ(2020)『パンデミック後の選択』カトリック中央協議会
COVID-19パンデミックに言及する教皇フランシスコの8つの文書を収録。単に以前の日常を取り戻そうとするのではなく、無関心を克服し、最も弱く傷つきやすい人々との連帯にこそ、教会の目指す本当の「アフターコロナ」の世界がある。
小山英之(2013)『教会の社会教説 貧しい人々のための優先的選択』教文館
1891年の回勅『レールム・ノヴァルム』以降の教会の社会教説を、神学部の小山英之先生が概説した、入門書的一冊。
教会と共生(教会と生命倫理)
日本カトリック司教団(2017)『いのちへのまなざし【増補新版】』カトリック中央協議会(英語版はこちら)
21世紀を迎えるにあたり2001年に発行された司教団メッセージの大幅改訂版。いのちの尊厳を取り巻く現代の様々な諸問題について、日本の司教団が一致して出した、すべての人へのメッセージ。