推薦者:保岡孝顕(やすおか たかあき)(上智大学グローバルコンサーン研究所、教皇庁正義と平和評議会)
教会と社会
教皇庁正義と平和評議会(2009)『教会の社会教説綱要』カトリック中央協議会(英語版はこちら)
上智大学神学部、人間学研究室などの授業で、学生の理解、教育、実践に、基本的教会の公式な教説、用語・参考文献が、重要な助けとなっている。人権、平和、戦争、経済、労働、家庭、公的教育(自助・共助の実際)。
カトリック社会問題研究所40周年記念誌刊行委員会編(2003)『キリストと共にたたかう カトリック社会問題研究所の40年』カトリック社会問題研究所
研究所創立40周年を記念して。40年の歩み、会員の回顧。
教会と経済
上智大学社会正義研究所、国際基督教大学社会科学研究所(1994)『教会と社会の100年―「レールム・ノヴァルム労働者の境遇」から今日まで』柘植書房
上智大学社会正義研究所(現グローバル・コンサーン研究所)、国際基督教大学社会科学研究所の共催シンポジウムのまとめ。同著を出版したことが、重要な本学の建学精神の実践にひとつの方向性を示し、教育・研究にインパクトを与えたことを記しておきたい。
教会と政治
サッコ、ウゴー・コロンボ(1998)『教皇ヨハネ・パウロ2世と世界政治』(保岡孝顕訳)聖母の騎士社
本研究論文は、国際情勢ならびにその将来的展望に関する聖座の教義の性格とそれらの教説が教皇の時代にどのように展開されてきたのかのプロセスを詳細に分析する。
教会と共生(解放の神学)
相馬信夫、酒井新二、アンセルモ・マタイス(1986)『座談会 日本にとって解放の神学とは 現代から未来への提言』中央出版社
21世紀への提言。「解放の神学」を日本の社会でどう受けとめていったらよいだろうか?カトリック教会、ジャーナリズム界、教育界のオピニオン・リーダーが語る。
教会と共生(ともに生きるためのヒント)
上智大学学内共同研究「貧困と差別」(2007)『知っていますか?野宿者のこと。野宿者問題連続講座記録(2006年度)』上智大学学内共同研究「貧困と差別」
この大切な出版物を忘れてはいけないだろう。今日も世界中の最底辺に生かされることを余儀なくされ続けている「最も小さな人々」を支援する文化、Culture of Care の増進こそ、足元に、Center of Concern として、上智大学グローバル・コンサーン研究所は、その存在が大学を前進できることを知っておかなければなりません。力を合わせて進みましょう。
教皇庁正義と平和評議会(1988)『教会と人種主義』(保岡孝顕訳)カトリック中央協議会(英語版はこちら)