#創作を楽しむ 2024年11月6日(水)
柚木原 恭(ゆのきはら きょう)です。
唐突ですが、本日は皆様に創作大好きヒューマンによる万年筆インクの嗜み方を披露いたします。
というのも先日、「東京インターナショナルペンショー」という筆記具をピックアップした文房具即売会イベントに行って参りまして。
何を隠そう、私は筆記具……特に万年筆とインクが大好きです。筆跡の濃淡が綺麗で楽しくて、趣味で色々なインクを集めているのです。
万年筆インクそのものも語り出したら止まらなくなる程魅力的ではありますが、何せここは一次創作サイトですのでね。
骨の髄まで創作が染み込んでいる人間ですから、趣味のインクもついつい創作と絡めてしまう。
そして……各所で言いふらしていますが、私の創作はイメージカラー至上主義です。
楽しくなってきましたねぇ!!!
さて、1本目に紹介するのは「ギター大正浪漫ハイカラインキ・モダンレッド」でございます。パッケージ可愛い最高。
とても鮮やかなワインレッドで、私がインクを好きになる要因となった思い入れ深き1本でもあります。発売当初から大好きな色です。
今回のイベントでは、久々にこのインクをおかわり購入してきました。えへ。
良い色だよね~~~。
伸ばすと鮮やかな赤だけど、文字として書くとギュギュッと色が濃縮されてシックなワインカラーになるのです。
そして、なんてったってコンセプトがズルい。大正浪漫は、ズルい!! 好きッ!!
あのですね~、こんな場所で語るのは間違いなのですが、城崎太陽って実は城崎家7代目に当たる人間なんです。
つまり、城崎家は相当歴史が長い一族なわけです。あまりにも唐突ですが。
故に、こういう……「過去の記憶に想いを馳せる」的なイメージは、非常に……城崎なんです……ッ!!(血涙)
あと、城崎太陽のイメカラって私の中では割と暗めの赤だと考えているので、ヤツの色合い的にもこのインクはかなりイメージ通りなのです。
仄かに暗い部分を含んだ赤インク、最高~~!
2本目はこちら。「Pent 彩時記 夏~summer~ 幻蒼海」でございます。
万年筆インクはコンセプト文がおしゃれなものが多くてとても良いですね。好き。
こちらのインクは今回のイベントで初めて購入しました。試し書きをさせていただいた際に一目でときめいた、くっきり爽やかな青インクです。
Yes、一目でときめきました。徳堂湊カラーだと。
まず、こちらの「彩時記」シリーズは四季の情景をモチーフとしたインクシリーズでして、「幻蒼海」のモチーフ季節は夏! 夏なのですよ!!
で、世界と人物紹介ページでも記している通り、徳堂湊は夏生まれでございます。やったぜ。
更に、徳堂湊は名前からして「港」な上、イメージカラーも青を背負った男です。
そう、ヤツのモチーフは……海……ッ!!!
真っ直ぐに青い夏の海が実に徳堂っぽいと思った次第です。良い~~。
3本目は八文字屋さんの「空ノムコウ スターライト」というインクです。
購入時は知らなかったのですが、「空ノムコウ」とは山形の老舗和菓子屋「乃し梅本舗 佐藤屋」さんによるとっても綺麗な和菓子の名前で、そのお菓子をイメージしたインクなのだそうです。
お店では机の端っこにちょこんと並べられていてあまり目立っていなかったのですが、試し書きしてびっくり、空色と紫がとってもきれいな遊色インクでございました。
かわいい~~! なんだこの綺麗なインクは……!!
彼女には少々可愛すぎるような気もしますが、しかし私は店頭で城崎深空じゃんか~って思って購入して参りました。
城崎深空は実はちぐはぐに揺らいだ性格だったりするので、この揺らめく色合いも似合うなあって感じたのです。
勿論、インク名で「おおっ!」って惹かれたのもあります。君の名前、深い空だもんな。
因みに城崎深空の好物はそうめんです(笑)
ですが、錦玉羹みたいなお菓子も好きそうですね。城崎深空はカラー麺をGETすると非常に喜ぶタイプの女なので(?)、金魚が泳いだ錦玉羹にも喜びそう。
まだ続きます、4本目。「石丸文行堂 カラーバーインク No.80 ファジー・ネーブル」は、私の大好きなインクシリーズの内の1本でございます。
文具イベントに行くと、このカラーバーインクシリーズを必ず1本は買ってしまいます。それほど大好きなインクシリーズです。実在のカクテルをモチーフにしてるなんて、ときめきが止まらんです。
オレンジ系やピンク系のインクって、パステルカラーすぎると文字が読めなかったりして難しい場合もあるのですが、このオレンジは非常に読みやすくて良いカラーですね。
あと、カラーバーインクはインクの濃淡が綺麗なシリーズで、まるで金色のように煌めいて見えるところも大好きです。
柚木原は単純にカラーバーインクのファンなので(笑)、このシリーズの中で一番あの子っぽいのはどの色かな~、と厳選した結果がこちらのインクでございました。大人可愛いオレンジ色が古阪未来のイメージかもと思い、手に取って大正解。かわいい~♡
それに古阪未来、ファジー・ネーブル好きそう。オレンジジュースが入ったお酒をホームパーティーで飲んでそう感ある。彼女はまだ未成年なので、いつかの将来の話ですがね!
5本目も同じシリーズから、「石丸文行堂 カラーバーインク No.78 イーグルス・ドリーム」でございます。
このインクも欲望の赴くままに選んできたわけですが(笑)、カラーバーインクは青~紫カラーの種類が豊富なので店頭でめちゃくちゃ悩みまくってきました。(迷惑)
いつも楽しい時間を本当にありがとうございます。
めっちゃ綺麗じゃないですか!?!? 紫色として花丸満点の色味だと思いませんか!!!(柚木原は紫インクが大好き)
勿論、この紫も彼女っぽさを重視して厳選してきた1本です。浅井愛理は容姿端麗な女ですので、一目で「綺麗!」って感じる紫色を選んでまいりました。
青寄りすぎず赤寄りすぎない、正統派に美しい紫色という印象が浅井らしいと感じたのです。
あと、このインクは紹介文に「水筆でインクを伸ばすとスミレの香りがほどけるように、いろんなカラーが広がります。」というフレーズがあって、この文を大変気に入ったことも購入理由でした。
浅井愛理の名前はアイリスの花から取っているので、彼女は花が似合うのです。
まあアイリスって菖蒲だし、浅井の髪飾りはカキツバタモチーフだがな。
万年筆インク、楽しいです。
今回は絵を描くのに使いましたが、普段は万年筆に入れて文字を書くために使っています。
創作のネタや妄想を書いておきたいなーって思った時に、各キャラの脳内イメージインクを使って書くとめちゃくちゃ楽しい。
しかも、後ほどノートを見返した際、「あ、赤インク使ってるってことは城崎太陽の話ね?」って一発で分かるのもメリットです。
デメリットは、紙を選ばないと裏抜けするところですかね。
私はもう慣れちゃったので気にしていないんですが、文字の滲みが嫌な人は嫌かも知れません。百均のノートなんかに書いた日はとんでもないことになりますし(笑)
因みに今回の絵は全て神戸派計画さんのグラフィーロという紙を使いましたが、そこらへんに売っている紙ではないので購入ハードルは若干高めかも。
万年筆のインクに耐える&お手軽に入手できるノートならば、無印良品の「ノート・6mm(横罫)」がおすすめです!
安い・大容量・買いやすい! 花穂氏が教えてくれたノートです、最高!!
そんなわけで、商品紹介に見せかけた創作語りは以上になります。
万年筆インクはサイコ~です!
……え? 明智秀人と森蔭鈴臣のインク?
いや~~~……各リンクから飛ぶと分かると思うんですが、万年筆インクって高級なんですよぉ。
文房具に興味の無い方が見るとぎょっとする値段だったりするんで……ヘヘヘ、嗜好品……。
とまあ、それは言い訳でして、単純にイベント内で“それっぽい”緑・グレーカラーのインクが見つからなかっただけです。緑とグレーって万年筆界隈ではちょっとレアな色なんじゃないかなぁと思う今日この頃。
また今度、文房具のイベントに足を運ぶ予定があるので、その時に良い色に出会えたら購入したいですね。
では、ここまでお読みいただきありがとうございました! また遊びに来ていただけますと嬉しいです♪