かねてより計画していた鈴鹿セブンマウンテン縦走にようやく行くことができました。鈴鹿セブンマウンテンとは鈴鹿山脈にある7座の山(藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳)のことで、鈴鹿山脈によく行っていた身としてはこれを縦走することは憧れでした。途中でバテたといった反省点はありますが、終始楽しく歩くことができ、完遂したときは今までに味わったことのないほどの達成感でした。
日程:5/3(金)-5/5(日)
メンバー:S藤、I坂
概念図は以下の通り
6:01 近鉄富田駅
6:58 西藤原駅
7:13 藤原岳登山口
9:20-26 藤原岳
9:46 多志田山
10:21-32 治田峠
11:10-18 銚子岳
12:16-26 静ヶ岳
13:15-45 竜ヶ岳
14:40 石榑峠
4:41 出発
5:57-6:10 三池岳
6:20 八風峠
6:29-37 北仙香山
6:43 仙香山
7:18-39 釈迦ヶ岳
7:55-8:02 猫岳
8:32-51 羽鳥峰
9:14-20 金山
9:31 中峠
9:50-55 水晶岳
10:07-17 根の平峠
12:33-46 杉峠
13:11-24 雨乞岳
13:33-45 東雨乞岳
14:42-52 沢谷峠
15:32-17:10 御在所岳
4:25 出発
4:50-54 武平峠
5:33-49 鎌ヶ岳
7:00-13 水沢岳
9:06-11:07 入道ヶ岳
12:06 椿大神社
12:55 加佐登駅
5/2(木)実験がなかったI坂は早々に三重に帰ってしまった。どうやら彼は実家でぬくぬくしてから来るつもりのようだ。そうゆうわけでS藤は一人で三重まで行くことになった。4限が終わってから食料の買い出しをした。米や調味料など忘れ物が多かったが、時間もないのでそのままバス・電車を乗り継ぎ富田駅に到着した。米、調味料はI坂が実家から持ってきてくれるらしい。ありがたや。駅からちょっと歩いて快活CLUBでおやすみなさい。
6:01 近鉄富田駅
無事にI坂と合流したところで三岐鉄道三岐線に乗って富田から西藤原へ。ICカードが対応していないので切符を買う必要がある。切符は硬券でハサミを入れるやつだった。I坂曰く、ハサミの形が違うのでどこで乗車したのか分かるようにしているらしい。GWにこの鉄道を使う人はあまりいないのか、乗っているのは登山客か鉄道関係者ぐらいだった。
6:58 西藤原駅
1時間ほど電車に揺られて西藤原に到着。鈴鹿大好きI坂は数か月ぶりとか言っていたが、S藤は3年ぶりに西藤原に来た。記憶はすでに曖昧で既視感があるようなないような…。登山口までI坂についていった。登山口を目にした瞬間、不意に3年前の高校生のときの光景がよみがえった。あぁ懐かしい。
7:13 藤原岳登山口
ちなみに天気は3日間晴れ予報。ツキが回ってきている!!登り始めはペースが速くなりがちなため、ゆっくり抑えるように意識する。とはいえ念願の鈴鹿セブンマウンテン縦走ができる、天気にも恵まれているとなる、となるとどうしても楽しくて速足になってしまう。30分もたたずに4合目のベンチ、1時間もしないうちに8合目にたどり着ついた。これからの行程は長いわけだしもう少しペースを抑えないか?
8:21-30 8合目
〇合目というのはどうやって決めているのだろうか。このペースならササっと山頂に到着そうなものだが。~8合目と8~9合目の間隔が違いすぎて恐ろしい。まだまだ元気満タンなので全然よいが疲れているときだったら泣いてまうゾ。ここらへんからむき出しの石灰岩が現れ始めて楽しい。山頂はもっと石灰岩が多くてきれいだった気がするなぁとか思い出しつつ歩いていた。少し曇ってきた。
9:01 藤原山荘
ここから木がなくなってきれいな山頂が見える。石灰岩もゴロゴロしている。曇り空は回復して晴れ間が見えた。I坂partyは去年ここに泊まっていたので感想を聞いてみたところ、泊まり心地は良かったらしい。ええなぁ。いつか泊まってみたい。藤原山荘を越えてまっすぐ行ったら天狗岩で、藤原岳に行くには左へ行かなければならない。天狗岩には今回行かないので名残惜しい。
藤原山荘、奥には天狗岩
9:20-26 藤原岳
7分の1座目。GWということもあり山頂はにぎわっていた。休憩していると突如I坂に呼ばれた。どうやらぬい撮りをしたいが一人で撮るのは恥ずかしいらしい。貴様それでもぬい撮り副部長か。
藤原岳山頂の標識の方向には御池岳が見えた。南には竜ヶ岳までも縦走路がくっきりと…。あれれぇ?すごい下ってから登るように見えるぞ。I坂曰く、去年、パーティーメンバーがゲソゲソになった道らしい。なんでそんなこと言うんスか。
I坂は植物の同定がしたいらしい。ワンゲルには植物に興味ある人がいないことを嘆いていた。ちなみに藤原岳は花の百名山。いろんな花を実際に見て覚えていこうね♡ニリンソウやハルリンドウが咲いていて癒された。
I坂の言っていた通り、藤原岳からの下りは急勾配で滑りやすく歩きづらい道だった。他にも通っている人が何人かいたが、その人たちもペースが思うよりも上がらないようだった。目の前は急斜面だし滑ったらサヨウナラかな。多志田山手前で振り返ると藤原岳がお高いところにおわした。下ったなぁ。
だいぶ下るように見えるぞ!?
1座目
9:46 多志田山
多志田山、眺望はない。YAMAPでは藤原岳から治田峠までは破線ルートだが、多志田山からは歩きやすくなった気がする。登って下ってをずっと繰り返していた。I坂「これ下りきったら治田峠」「あ、違った」×3。
10:21-32 治田峠
治田峠からの登りはけっこうな急登だった。じわりじわりと足へのダメージが蓄積していった。ようやく登りきったら銚子岳分岐に到着。I坂partyでは銚子岳にも、この先の静ヶ岳にも行っていないらしい。今回は時間にも余裕があるし、せっかくなので行ってみようと思う。ザックをデポして銚子へ。
11:10-18 銚子岳
平坦だったので5分もかからずに山頂到達。山頂からは藤原岳、御池岳方面の景色を見ることができた。銚子岳分岐に戻りザックを背負い直したら今度は静ヶ岳に向かう。静ヶ岳は地味な印象だったが目の前にそびえると迫力があった。登りが始まるとI坂の様子がおかしかった。どうやら足の筋肉が張るらしい。これまでのダメージの蓄積だろうか。あと一息というところでとうとう止まってしまった。偶然通りかかったおじ様がレモンを分け与えてくださり、それを食べたI坂は多少回復したらしい。ものすごくありがたかった。あんな人になりたい。
そこからすぐに平坦な道が続き静ヶ岳分岐に到着。ザックをデポして静ヶ岳山頂を目指す。銚子岳と同じノリで行ってしまったが、こちらは案外坂が長く続き、時間も倍ぐらいかかった。
木に隠れた御池岳
大迫力の静ヶ岳
12:16-26 静ヶ岳
銚子岳からは北側の御池岳、藤原岳方面が見えたが、今度は南側の竜ヶ岳方面が良く見えた。銚子岳と 静ヶ岳は両方ともピストンで行くし、展望も補い合っている(あとなんか地味だ)から2座で1セットだね。今度は竜ヶ岳に向けて出発。I坂の調子はだいぶ元通りになっていた。
竜ヶ岳の登山道に合流した瞬間人通りが急増した。ここ三時間ですれ違った人より合流後10分ですれ違った人の方が多い。ここまでこれば竜ヶ岳へと続く道はおなじみ、景色の良いあの道。山頂に到着した気分。
竜ヶ岳ドーン
13:15-45 竜ヶ岳
7分の2座目。山頂はピクニックをしているファミリーでいっぱいだった。平和な休日だなぁ。癒される。360°の展望はやはり良い。1日目はもう石榑峠に下りるだけなので、ゆっくりして休日気分を味わった。
竜ヶ岳から石榑峠に向かう道には崩落のため一部迂回路が設けられていた。そういえば事故があったような…。下りが急になると地面がぬかるんでいたのでとても滑りやすかった。
14:13-19 かさね岩
奇岩でお遊びタイム。真っ先にI坂が岩に登り始めた。楽しそうで何より。
縦走路には白くはげた場所が見えた。花崗岩がむき出しになっているだけなのに雪に見える。「あそこが石榑峠か?」全然違った。
2座目
かさね岩、奥には日本コバ
14:40 石榑峠
トイレがとてもきれい。石榑峠に車でアクセスするには一旦滋賀県側に行ってからでないといけないらしい。人は通れた三重県側の車道を下ればすぐに水場もある。キンキンに冷えたお水はおいしかった。テントを張れるスペースはなさそうだったのでもう少し進んでテントが張れそうな場所を探した。終わった気分だったのにそこから歩くのはツラい。ただ200mほど進んだところにとても良い場所があった。いままでの中で一番良いテント場ではないだろうか。キャンパーらしき人もけっこういた。
竜ヶ岳を目の前にしてテントを張るのは何とも気分が良い。ご飯にはちょっと早かったのでお昼寝するの、、、zzz
17:05 夕食
夕飯はビーフンdeナポリタン。30分もせずに出来上がり。S藤がケチャップを忘れたので危うくナポリタンではなくなるところだった。持ってきてくれたI坂に感謝!気持よくなって、賑やかなテン場でもすぐに眠ってしまった。
ビーフンdeナポリタン
3時頃に目が覚めると三重県側の夜景が見えた。朝から気分が上がるます。見惚れてしばらくぼーーっとしてしまった。本日の朝ごはんは棒ラーメン。明日の朝も棒ラーメン。味は違うから…
今日も1日がんばるぞ!
4:41 出発
辺りが明るくなり出してから撤収して出発。日の出をどこで見たいかなど考えていなかった。結果、我々がゆるやかな坂をだらだらと登っているうちに日は昇っていた。
5:57-6:10 三池岳
山頂到着の予感… 的中。朝の陽ざしが気持ちいい。釈迦ヶ岳までの稜線が一望できる。シャリバテ防止の食パンをモグモグ。行先とは別方向にお菊池の表示があった。S藤は何も思わなかったのだが、I坂は「お菊伝説の!?」といった感じで興奮気味だった。「ピストンで行かん?」行きません。
撤収
釈迦ヶ岳までの稜線
6:20 八風峠
三池岳から八風峠はあっという間。石榑峠はテン場としてとても良かったけど、こっちも雰囲気があって素敵。澄みきった空気のなか、視界の良い稜線を歩くことができるとはなんと幸せなことか。これまたすぐに北仙香山分岐に到着。すぐ山頂に行けそうなので荷物をデポして北仙香山へ。
6:29-37 北仙香山
ここまでの行程が見える見える。既にあんなに歩いたのかと。大変気分がよろしゅうごさいます。
中峠を経て仙香山へ。ちなみに仙香ってなんです?線香?
6:43 仙香山
すぐに南峠。八風峠が北峠だったら距離的にも名前的にもちょうどよいと思うんですよ。
南峠を過ぎてから森へ突入。しばらくきれいな景色とはオサラバ。三池岳手前以来の森に懐かしさを感じる。とはいってもすぐに飽きるのだが。朝早く出ると涼しく過ごせる時間が長くてうれしい。
竜ヶ岳が遠ーい
7:18-39 釈迦ヶ岳
7分の3座目。暑い。釈迦ヶ岳到着とともにになんかすごく暑くなりました?北西の方向が開けていて養老山地の南部が見える。このときはまだ知らないが、数か月後にそこで林道地獄を見ることになるの。詳しくはSOI party part 1 養老へ。養老、いいところですよ。
鈴鹿セブンマウンテン3座目ということでやり切った感がある。I坂はホームグラウンドに来られて嬉しそう。S藤も高校の頃を思い出してノスタルジックな気持ちになってしまう。ついつい長居してまったよ。
釈迦ヶ岳山頂のすぐ近くには怖い痩せ尾根の道があった気がしたのだが今回は通らなかった。釈迦ヶ岳最高点への道だったのかな?そんな心づもりでいたためあっけに取られてしまった。
3座目
7:55-8:02 猫岳
50 mの登りでも大きく見える。実際に登るとそんなに大したことはないのだが。1回通ったことがある道でも数年(S藤は4年半ぶりだった)もすればだいぶ忘れている。たまにビビッと「ここ通った!」って感じになるのも良いもんだね。
ネコ!!
8:32-51 羽鳥峰
日差しが暑い。羽鳥峰の地上絵が見えた。I坂も何か描きたそうにしていたが、近くに行ってみると地上絵を禁じる看板があった。残念無念。シャリバテの予感がしたので食パンをモグモグ。あまり喉を通らなかった。今思えばここからバテ気味だったのかな。
次のピークは金山。早ッと思ったら偽ピーク。知ってましたよ。猫岳みたいに山頂が見えると登りやすいが、金山みたいに見えないと登りづらく感じる。
ネコ!?
9:14-20 金山
アセビの新芽の奥に釈迦ヶ岳がくっきり。アセビの新芽は赤っぽいから春なのに秋のような景色。
惰性で歩くこと10分。中峠が上から見えたとたんにテンションup!!
9:31 中峠
アニメのワンシーンでも出てきそうなThe・峠。お別れのシーンに出てきそう。中峠という普通の名前なのがまた良い。八風峠の南にも中峠はあったが、そちらよりもこっちの方が好き。テン場にもできそう。
水晶岳に向かって再び登る。水晶岳は縦走路からほんの少し外れるため行くか迷う。が、こんな機会でもないと行かないでしょう!?ちょこんとハルリンドウ、かわいい。
9:50-55 水晶岳
水晶岳分岐にデポして山頂へ。変な塔があった。金山からは釈迦ヶ岳側がよく見えたが、こちらは御在所側がはっきり見える。金山&水晶岳で展望も補いあっているから2座で1セットん?なんかデジャブ。あっ、銚子岳&静ヶ岳だ。
下りはちょっと急勾配で滑りやいところもあった。
釈迦ヶ岳おっきい
それぞれの道を行くんですね
御在所もおっきい
10:07-17 根の平峠
そのまままっすぐ進めばすぐに御在所に行けそうなのになぁ。なぜか西に逸れて雨乞岳を目指す。雨乞岳カットして鈴鹿シックスマウンテンにすればいいのに。本当に意味不明。
緩やかに下って沢に出た。ちょいちょい渡渉もしながら歩いてコクイ谷出合手前で休憩。
10:52-58 コクイ谷出合手前
Familyが遊んでいた。楽しそう。自分たちも髪を濡らして涼む。S藤はここらへんでけっこうバテてきた。ここまでは下りだったからよかったがここからは上り。案の定、明らかにペースが落ちた。ところどころある渡渉箇所をゴミカスルーファイでやり過ごしながら、なんとか歩いていたがもうバテバテ。
11:38-49 御池鉱山旧跡
テントが張れそうな場所。ここに杉峠まであと25分の看板を発見。先ほど以上にのんびりペースで登っていたがついにダウン。杉峠は見えるのに歩けなくなってしまった。I坂に「シャリバテか?」と聞かれてピンときた。おもむろに徐にバターロールを取り出し摂食。未開封のバターロールを食べ尽くしたところなんと完全復活!完全にシャリバテを起こしてしまっていたようだ。シャリバテ恐ろしや。そこからはすぐに杉峠まで登ることができた。
12:33-46 杉峠
本来のCS2予定地。ただしここで泊まると翌日の行動時間が長くなってしまう。ということで武平峠ぐらいまで行くことした。杉峠からのルートは見晴らしも良く、先ほどまでのペースからは考えられないほど足が軽かった。雨乞岳おなじみの笹の茂る道をスイスイ進んで山頂到着。
13:11-24 雨乞岳
7分の4座目。これで半分は越えた。山頂の笹は背が高くて鬱陶しい。なぜ雨乞岳まで行かなきゃならんのかとブーブー言っていたが、山頂まで来てしまえば来てよかったと思えてしまう。東側には東雨乞岳、その奥には御在所岳と鎌ヶ岳。個人的に鎌ヶ岳は大好きだがその雄姿を眺められるこの山も好き。ただ笹が鬱陶しい。
4座目
御在所岳と鎌ヶ岳
13:33-45 東雨乞岳
こっちの方が景色としては良いと思う。雨乞岳からここまでの道は爽やかで気持ちがいいし、何より笹が展望を遮らない。ここから下る道で道を外しやすいので注意して下る。実際、登りですれ違う人は何人か少し道を外していた。七人山のピークは上らずに沢谷峠まで一直線。このときのモチベーションは御在所でダラダラ過ごすことのみ。御在所ロープウェイで散財して美味しいものを食べるんだッ。想像するだけで足が速くならないか?
こっちは雨乞岳も見える
14:42-52 沢谷峠
まあそれなりに距離はあるのでね。時間はかかってしまう。だがここから御在所までのそこそこの急登を登りきればオアシスが待っているわけで。登りきるとまず神社がお出迎え。裏から失礼しまして舗装された道を歩いていく。ロープウェイで来れるだけあって今までにないほどの人とすれ違う。こういうところで挨拶しても返ってこないので、次第に自分たちもしなくなっていく。悲しきかな。恥を捨てるべきでした。
15:32-17:10 御在所岳
7分の5座目。さすがは御在所、賑やか。場違いな大きいザックを背負ったままスキー場を歩いていく。リフトを使っている人を羨ましくは思う2人組。それでも課金はせずについに念願の御在所ロープウェイに進入。早速カレーうどんとソフトクリームを注文。セルフサービスのお水もゴクゴク。ううううまいっ。沁みわたるぅ。何も意識していなかったがL.O.は16:30だったようで16:00に注文していた我々はけっこうギリギリを責めていたようだ。間に合ってよかった。本当は今晩はカレーを作る予定だったのだが、こんな贅沢なものを食べてしまってはもう作る気も起こらない。さっさと寝よう。
武平峠に向かおうとすると人は驚くほど少なくなっていた。というのも最終のロープウェイが17:00までだからだろう。17時間際にロープウェイとは反対方向に歩いていく2人組はどうしても変な目で見られてしまう。反対に我々2人は、ロープウェイに向かって行く人を心配するような目で見ていた。山上公園にトイレがあったので、そこのお水をありがたくPETボトルに頂戴いたしましてサヨウナラ、御在所。
武平峠で泊まることを考えていたが、武平峠への下りが始まる直前にテントが張れそうなちょうど良い場所を発見。ここをCS2としてお休みなさい。
5座目
オアシス
良さげな場所
棒ラーメン美味しい。よく考えたら麺類しか食べていない気がする。まだ少し暗い時間からヘッドライトをつけて行動開始。ちなみに時間に余裕があるにも関わらず出発が早いのは、もちろん早く帰りたいから。
4:25 出発
暗いと歩きづらい。武平峠までの道は花崗岩がゴツゴツしているところもあるので明るいときに歩きたい。とか思っていると明るくなってきた。もっと速く行けると思っていた。
4:50-54 武平峠
ぶへー、ぶへー、ぶへへ。
5:33-49 鎌ヶ岳
7分の6座目。見た目はとがっているがそれほど登りづらくない、カッコイイ山。大好き。朝早いので涼しくて気持ちいい。御在所岳からそれほど離れていないので山頂からは御在所ロープウェイまでしっかりと確認できる。
鎌ヶ岳から南に下るときにはさすがに急斜面を歩くことになる。それはそれで楽しい。鎌ヶ岳から鎌尾根を歩いていくと小さなアップダウンが多く、疲れているときに通ったら嫌になりそう。反対側から鎌ヶ岳を目指すなら偽ピークに何度も期待して裏切られるパターン。このときは元気なので、稜線の形と後方に時折見える鎌ヶ岳に興奮していた。
一回休憩を取り、水沢岳を目指す。水沢岳の直前にはキノコ岩という花崗岩を突っ切るところがある。実はS藤が初めて登った山はここであり、一番怖いと思ったのもここである。今回はなんの問題なく通過できたのだが、片側は切り立っており、風化してボロボロと崩れてしまいそうな花崗岩の足元はやはり怖かった。
6座目
恐怖のキノコ岩
7:00-13 水沢岳
鎌ヶ岳と鎌尾根がお美しい。鈴鹿の南部は痩せ尾根が多いイメージがあるのだが、ここら辺からその傾向がある気がする。2回のレストを挟んでラストの登り。これを登ったらほとんど下りだと考えると少し寂しい気もする。アセビのトンネルを抜けたら椿大神社の奥宮に出る。これでほとんど終わったようなもの。ここまで無事にたどり着けたことに対して感謝のお参り。
鎌尾根~鎌ヶ岳
アセビのトンネル
9:06-11:07 入道ヶ岳
7分の7座目。ついに鈴鹿セブンマウンテン制覇!!達成感が半端ない。脳汁がドバドバ溢れて止まらないよぇ。まあ帰るまでが遠足ですからね、気は抜きませんとも。ということで、とりあえず鯖カレーを作る。米を炊いているうちに、野菜を切って煮込んでルーを入れたら出来上がり。達成感の味がして最高においしい。入道ヶ岳は山頂が広くて景色も良いため、のんびりするには最適の場所。のんびりしすぎて食べ終わったときには既に到着から2時間が経過していた。
サバカレー
7座目
12:06 椿大神社
入道ヶ岳からの下り、メッチャ急やんけ。気を抜いたら転げ落ちてしまいそう。終わった気でいた自分は洗礼を受けたということでしょうかね。「ここ通ったことある!」:「こんなとこ通った覚えない…」=1:3で歩くこと1時間、「こんなところ通ったか?」という状態でで気づいたら椿大神社に着いていた。いやー楽しかったッ。鈴鹿セブンマウンテン縦走完遂!!気持ちいいいいい
完遂!!
12:55 加佐登駅
バスで椿大神社から加佐登駅まで。そこからはI坂もS藤も帰省してぬくぬく過ごしておりました。
3日間通して曇りの時間は藤原岳の近くでちょっとだけ。それ以外は快晴で、季節的にも暑すぎず寒すぎずのちょうど良い気温でした。本当に恵まれた天気だったのでとても楽しかったです。