川崎市との対話のあゆみ
~母校の未来に向けた取り組みの記録~
~母校の未来に向けた取り組みの記録~
【更新情報】 2026.09.27 9月1日の回答からの差質問に対し、市教育委員会より回答をいただきましたので同ページに掲載いたします。
New!! まずは回答をお読みください。同窓会役員として、追加質問などを検討してまいります。
市教育委員会よりいただきました回答に対し、入試データや過去推移に基づく客観的な検証資料を添えて、本日「再質問書」を提出いたしました。行政としての判断根拠と教育的責任を明確にしていただき、共存に向けた建設的な対話を深めるための内容となっております。
現状の計画では、令和 11 年度入試(現在の中学 1 年生が受検する年)からの募集停止が掲げられていますが、これでは「KST への入学」も「新高専への受検(R12 開校予定)」も選べない“進路の狭間世代”を生み出してしまいます。子どもたちの未来を守り、誰もが納得できる持続可能な教育環境を実現するためには、「まずは一度スケジュールを立ち止め、募集停止時期を現在の中学 1 年生が入学できるよう延期し、丁寧な議論を重ねること」が絶対に不可欠です。
これからの未来を担う子どもたちの選択肢を守り、母校と新高専が共に発展する「共存案」の実現に向けて、引き続き丁寧な対話を重ねてまいります。
まずは回答をお読みください。同窓会役員として、追加質問などを検討してまいります。また、総合科学高校だけでなく、川崎高校・幸高校からも専門学科が募集停止になることもお知りおきください。
これからの子供たちにとって、高校進学時の選択肢が狭まってしまわないでしょうか。多様な学びや生き方の可能性を損なう結果とならないか、強く懸念しております。
例年出席しております「川崎市学校運営協議会」に、本年度も同窓会長として出席いたしました。まず何より驚きと大きな戸惑いを覚えたのは、この会議の場で唐突に「市立高校改革(母校の募集停止方針)」の説明がなされたことです。 学校現場の先生方へ事前の十分な説明や対話がなされていないにもかかわらず、PTA・同窓会・地域関係者に対して一方的に事後報告のような形で説明を進める姿勢には、大きな違和感を禁じ得ません。
2026年8月21日の文教委員会にて「廃校方針」が突如示されたことを知り、わずか1週間後の学校運営協議会で説明を受けるという、あまりにも拙速で不誠実なプロセスでした。
しかし私たちは黙って受け入れるわけにはいきません。急遽、同窓会役員で緊密に連絡を取り合い、行政側の論理の矛盾を突く「意見陳述書」を急ピッチで作成し、当日の場でしっかりと主張してまいりました。今後、このHP上にて行政側から示された資料や回答、同窓会としての取り組み状況などを順次公開してまいります。
同窓生のみなさまにおかれましては、今まさに母校で何が起きようとしているのか真実を知っていただき、母校の伝統と教育資産を守るため、ぜひとも温かいお力添えとご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
【報告】学校運営協議会における同窓会の「意見陳述書」について
令和8年8月29日に開催された学校運営協議会において、同窓会(会員約7,000名)を代表し、川崎市教育委員会に対し以下の通り意見陳述を行いました。私たちは単に感情的な「廃校反対」を主張するのではなく、KST(川崎総合科学高校)が築いてきた優れた教育資産の継承と在校生の教育環境の保護を求める立場から、行政判断の妥当性について問題提起と質問を行いました。
川崎総合科学高校(KST)の閉校方針に対する同窓会意見陳述書(概要)
1. 「完全廃止」ではなく、新高専との「共存・継承」の検討を
新高専(情報・DX系)の設置方針そのものを否定するものではありません。しかし、なぜ既存のノウハウ・実習設備・地域連携実績を活用した「共存」や「段階的統合・継承」ではなく、「完全廃止」でなければならないのか、具体的な比較検討結果と合理的な説明を求めます。
2. 「設置当初の役割が薄れた」という前提認識への反論
市教委や文教委員会の「役割が薄れた」という整理は、開校当初からの理念と事実に反します。平成元年の開校時パンフレットにも「大学進学を含めた高度な専門教育を行う」ことが明確に掲げられており、現在の進学実績や地元主要企業・先端産業で活躍する多数の卒業生の実績は、まさにその設立理念を体現してきた結果です。
3. 在校生の「教育の質」と環境の確実な保障
仮に閉校へと進む場合でも、最後の卒業生が卒業するその日まで、同等の教育の質を維持するための具体的ロードマップの提示を求めます。特に、専門教科の教員配置、実習環境・設備の維持、部活動の保障など、教員の流出やモチベーション低下を防ぐ具体的な体制整備を提示するよう強く要請しました。
4. 継続協議の場と、同窓会の歴史・資産への適切な対応
今回の協議会を一度限りの「周知の場」で終わらせず、同窓会・PTA等と継続的に意見交換できる場を設けることを要望しました。また、1万人を超える卒業生ネットワークやこれまでの教育振興への寄与を正しく評価し、閉校後における同窓会機能の維持や、同窓会室・歴史的資料(卒業アルバム等)の移管・保管場所確保に行政として責任ある対応を求めました。
今後の対応について
同窓会では、上記質問について川崎市教育委員会へ正式な「書面による回答」を求めております。行政側の説明は「高専新設による高度人材育成」を強調する一方で、「なぜ既存のKSTの教育機能をそのまま活かした共存や統合ができないのか」という根本的な疑問に対する十分な回答とは言えません。今後の進展や回答内容につきましては、本HPにて随時報告いたします。