経済学コース

通常勉強会

神取道宏『ミクロ経済学の力』またはVarian(2014) Intermediate Microeconomics

コース概要

経済学コースでは春学期にミクロ経済学、秋学期にマクロ経済学を学ぶのが通例となっています。ミクロ経済学とマクロ経済学は経済理論の根幹であり、経済学的な思考を習得するには必要不可欠なものです。勉強会は輪講形式で進行していきます。

今回取り扱う価格理論は大学の講義でも学ぶことができる分野です(政治経済学部の「ミクロ経済学入門」や「ミクロ経済学A」ではこの分野を学びます)。では、この勉強会を自主的に開くことにどのような意味があるのでしょうか。講義と勉強会を差別化する要素は、少なくとも2つあると考えています。1つ目は、丁寧な予習・自習を行えるようになることです。勉強会では、発表担当者はその他の参加者に自分の理解度を伝えるために、参加者は発表担当者の間違いにツッコミを入れるために十分予習をしなければいけません。この作業を通じて、自ずから丁寧に文献を読む習慣が身につくことでしょう。2つ目は、早い段階で発展的な文献(学部上級・大学院レベル)を読む基礎力を身につけられることです。春学期にこの分野の基礎を習得し、経済学的・数学的な素養を養うことで、秋学期以降により発展的な文献や論文に対処する力を身につけることができるはずです。

この勉強会に参加するにあたって前提知識は一切要求しません。持ち物は教科書と学習意欲のみです。勉強会を通じて、経済学の醍醐味を少しでも感じていただければ幸いです。