疼痛は疾患横断的な訴えであり,主観的な疼痛症状が同一であっても病態は個々で異なり,画一的な治療が奏功しないケースは多々あります。
我々は,整形外科・脳血管・神経変性・内科・循環器疾患,がん,膠原病など,各疾患特性を考慮した疼痛研究を行っています。
分析指標は定量的感覚検査,関節・脳画像,生化学データ(炎症マーカー・栄養因子など),質問票,Eye-trackingなど多岐にわたります。
運動は慢性疼痛に対する第一選択治療法として国際的に広く推奨されています。
その基盤となるのは、運動誘発性鎮痛(exercise-induced hypoalgesia:EIH)と呼ばれる疼痛緩和現象であり,運動による疼痛緩和効果を理解するうえで重要な概念のひとつとされています。
私たちは,この神経メカニズムや効果規定因子の探索を行い、疼痛に対して有効な運動処方について研究しています。
実臨床では運動単独で効果が得られない者が多く,こうしたケースでは複数の疼痛治療を組み合われる必要があります。
私たちは,複数の共同研究機関と連携し,医師,看護師,心理士との協同のもと,薬物療法,インターベンショナル治療(神経ブロック・脊髄刺激療法など),心理療法などとの併用療法(マルチモーダル治療)の有効性についても検討しています。
・行動観察評価の有用性
・Painful-aftersensationの有用性
・肩峰下疼痛症候群
・慢性腰痛
・線維筋痛症の疼痛
・複合性局所疼痛症候群(CRPS)
・脊椎形成術後の疼痛
・圧迫骨折に伴う疼痛
・帯状疱疹後神経痛(PHN)
・行動変容アプローチ
・マルチモーダル治療法(運動・薬物療法・インターベンショナル治療)
・仮想現実(VR)
・Electrical Muscle Stimulation(NEMS)
・確率共鳴現象