児島 康宏 / KOJIMA Yasuhiro
コーカサスの言語の研究や,ジョージア(グルジア)文学・映画の翻訳などをしています。福井県あわら市出身。2024年現在,トビリシ在住。
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2024年
2024年4月,拙訳のグラフィックノベル「ピロスマニ 放浪の画家と百万本の薔薇」(ギオルギ・ガメズ作,書肆侃侃房)が刊行されました。
「ダチの物語: 東欧ジョージアのちょっと変わった男の子のおはなし」(オティア・イオセリアニ著, Amazon Kindle版)
2023年
2023年12月16日、トビリシ自由大学で行なわれた日本大使館主催のスピーチコンテストで審査員長を務めました。
2023年12月15日、トビリシ・イリア国立大学で行なわれた原爆展(国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 主催)で、被爆者の話の通訳をしました。
2023年12月15日発売の雑誌「TRANSIT 62号 コーカサスが呼んでいる!」に小文「ウクライナ侵攻で変わるトビリシの風景」を寄稿しました。
2023年12月1日から全国各地でドキュメンタリー映画「アダミアニ 祈りの谷」が上映されています。翻訳や字幕を担当しました。映画パンフレットに小文を書きました。
2023年8月21日から9月8日まで、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて、ジョージア語の言語研修を行ないました。
2023年8月、ジョージアで金子みすゞの詩集が刊行されました。編集者の一人として翻訳の監修などを行ないました。
2023年6月7日、第8回トビリシ国際文学祭で、詩人・岡本啓さんの詩の朗読会の司会を務め、ジョージア語で作品を朗読しました。
2023年4月に日本で公開された「ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう」(アレクサンドレ・コベリゼ監督、原題「見上げた空に何が見える」)の日本語字幕の監修をしました。また、映画のパンフレットにエッセイを書きました。
2023年2月に行なわれた「オタール・イオセリアーニ映画祭~ジョージア、そして、パリ」で上映された「田園詩」と「唯一、ゲオルギア」の日本語字幕の監修をしました。
2022年
2022年11月に刊行された『小学館世界J文学館』に収められた世界の児童文学の1冊としてアルチル・スラカウリ「サラムラの冒険」を翻訳しました。
2022年10月に発行されたスリーエーネットワーク「Ja-Net103号」にエッセイ「映画字幕から見る日本とジョージア」を寄稿しました。
2022年9月刊行の「翻訳文学紀行 IV」に現代ジョージアの作家アカ・モルチラゼの短篇「僕の妻の小説」の翻訳を寄稿しました。
2022年9月6日に第10回ニコジ国際アニメーション映画祭で上映された「この世界の片隅に」(片渕須直監督,2016年)のジョージア語字幕を製作しました。(→ 読売新聞の記事)
2022年9月1日~11月23日まで国立民族学博物館で開催中の特別展「Homō loquēns しゃべるヒト―ことばの不思議を科学する」にアブハズ語の音声資料を提供しました。
TRANSIT「旅と本と映画 ジョージアを知る5作」
2022年2月26日~4月15日,東京・岩波ホールで上映されたラナ・ゴゴベリゼ監督作品「金の糸」の日本語字幕を製作しました。公開初日に行なわれたオンラインでの監督の舞台挨拶で通訳をしました。
2022年2月26日付け福井新聞にウクライナ情勢に関連した私のインタヴューが掲載されました。
2022年1月29日~2月25日,東京・岩波ホールでジョージア映画祭2022が開催されました。上映された約30本の映画の日本語字幕を製作しました。映画祭のパンフレットには映画の原作となった短篇2本(エカテリネ・ガバシヴィリ「マグダナのロバ」,レヴァズ・イナニシヴィリ「デドゥナ」)の翻訳を掲載しました。
2022年2月に刊行された『世界の公用語事典』(丸善出版)の「ジョージア語(グルジア語)」の項目を執筆しました。
国立民族学博物館の月刊誌「みんぱく」2022年1月号にジョージア語についてのエッセイを書きました。
2021年
2021年11月19日,在ジョージア日本大使館のイベントとして、日本とジョージアの文化交流についてジョージアの人々向けにオンライン講演を行ないました。
国際交流サービス協会(IHCSA)による専門調査員制度の概要説明動画
2021年8月25日,『20世紀ジョージア(グルジア)短篇集』(児島康宏 編・訳,未知谷)が刊行されました。
国際子ども図書館からの委嘱で,ジョージアの児童書・児童文学関連書のリストと報告書をつくりました。
2020年
2020年12月10日放送のNHK『世界はほしいモノにあふれてる』「ジョージア&スウェーデン 恋しい故郷に里帰り」でコーディネーターを務めました。
2020年11月に発売された『地球の歩き方 Plat 27 ジョージア』(ダイヤモンド社)でジョージア語関連の監修をしました。
2020年3月に刊行された『世界ことわざ比較事典』(岩波書店)でグルジア語のことわざについて協力しました。
2019年
2019年11月,ジョージア国立民族合唱舞踊団「ルスタビ」団長のアンゾル・エルコマイシヴィリ氏による日本公演手記『アリガトウゴザイマシタ―数えきれないほどの笑顔』が刊行されました(グルジア語原文と日本語訳を収録)。
2019年10月に刊行された『ロシア文化事典』(丸善出版)の「コーカサス・黒海沿岸」の項目を執筆しました。
2019年9月3日,訳書『手中のハンドボール』(アレキサンダー・レジャバ著,牧歌舎)が刊行されました。
2019年8月3日放送のTBS『世界ふしぎ発見!おいしいアゼルバイジャン&ジョージア』に出演しました。
2019年5月14日,『ニューエクスプレスプラス グルジア語』(白水社)が刊行されました。
2019年4月~5月に東京で行われたジョージアワイン展の日本語版パンフレットを製作しました。
2019年2月26日にNHK BS1スペシャルで放送されたドキュメンタリー『テロリストの母と呼ばれて~闘いと再生の記録~』の日本語字幕を担当しました。
2018年
2018年11月1日付け毎日新聞夕刊で私のことを取り上げていただきました。
2018年10月20日付け朝日新聞「ひと」欄で私のことを取り上げていただきました。
2018年10月13日~26日,東京・岩波ホールでジョージア映画祭が開催されました。上映された17本の映画の日本語字幕を製作しました。
2018年7月28日,私が取材のコーディネーターを務めたTBS『世界ふしぎ発見! ツワモノたちの国ジョージア』が放送されました。
東京・岩波ホールで上映(2018年8月4日~9月14日)されるテンギズ・アブラゼ監督三部作「祈り」「希望の樹」「懺悔」の字幕の製作・監修をしました。
『現代詩手帖』2018年8月号に,グルジアの詩人ヴァジャ・プシャヴェラの詩の翻訳が掲載されました。
2018年6月6日付けの福井新聞 朝刊にコラム「ジョージアの相撲ブーム」が掲載されました。
2018年6月『祈り ― ヴァジャ・プシャヴェラ作品集』(児島康宏 訳,はらだたけひで 絵,冨山房インターナショナル)が刊行されました。
『20世紀ジョージア(グルジア)短篇集』
児島 康宏 編・訳
未知谷,2021年,3300円
20世紀のジョージアで活躍した以下の6人の作家の短篇をそれぞれ2編ずつ翻訳して1冊にしました。
ミヘイル・ジャヴァヒシヴィリ
コンスタンティネ・ガムサフルディア
ギオルギ・レオニゼ
ノダル・ドゥンバゼ
グラム・ルチェウリシヴィリ
ゴデルジ・チョヘリ
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『手中のハンドボール』
アレキサンダー・レジャバ 著
テイムラズ・レジャバ 編集
児島 康宏 訳
牧歌社,2019年,1430円
『祈り ― ヴァジャ・プシャヴェラ作品集』
児島 康宏 訳,はらだたけひで 絵
冨山房インターナショナル,2018年,2200円
ヴァジャ・プシャヴェラ(1861-1915)はグルジア(ジョージア)文学を代表する詩人の一人です。
叙事詩「アルダ・ケテラウリ」「客と主人」「蛇を食う者」および散文の短編「仔鹿の物語」「ヤマナラシの木」「カケスの結婚式」を収録。
『日本語・グルジア語辞典』
児島 康宏,ゴツィリゼ児島 メデア 編
トビリシ自由大学,2015年
A5判,見出し語数 1万強,約500ページ
日本語を学ぶグルジア語話者のために全ての漢字にふりがなをつけました。
『僕とおばあさんとイリコとイラリオン』
ノダル・ドゥンバゼ 作,児島 康宏 訳・解説
未知谷,2004年,2500円
日本ではじめてのグルジア語からの文学作品の翻訳です。
ぜひご一読ください。
毎日新聞(2004年3月21日)の書評欄で紹介されました。
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