企業概要

ごあいさつ

当社は平成19年10月、系統飼料会社である北日本くみあい飼料(株)(現JA全農北日本くみあい飼料(株))を筆頭株主に(株)岩手畜産流通センター(現(株)いわちく)が出資して会社を設立しました。翌年全農も出資し全農の連結決算子会社となりました。本店登記は親会社JA全農北日本くみあい飼料㈱内(仙台市)としましたが、岩手県遠野市附馬牛町(つきもうしちょう)の本社農場内に管理部をおき業務を行っております。

遠野市のご理解を頂きながら生産活動を行い、生産活動実働9年目となる平成30年度は約32千頭を超える肉豚を出荷し養豚事業年間売上高は10億円を超えるまでの農場に成長いたしました。本社農場は肉用素豚生産を行う繁殖農場として運営し、生後70日令になった子豚は県内4か所の委託農場で肥育豚に仕上げられます。

適正重量に仕上げられた肥育豚は産地食肉センターである㈱いわちくに出荷され、「より安心・安全な」おいしい豚肉として消費者の皆様にお届けしています。

また、平成26年11月に「JA全農北日本くみあい飼料(株)藤沢牧場」が設立され、農場業務運営は当社「藤沢事業場」のスタッフが行っております。現在は繁殖雌牛約3,000頭規模となり、全農グループとして最大の和牛繁殖農場となりました。

東北地域においても様々な要因により生産基盤の縮小が懸念されております。事業を通じてその一助となれるよう県本部、親会社、各関係機関と連携を取りながら東北地域の生産基盤の維持拡大に貢献してまいります。

最後に、当社本社農場は遠野市内を流れる清流猿ヶ石川の上流に位置し、霊峰早池峰山の裾野にある遠野市域でも最も自然の深い附馬牛町東禅寺で事業をおこなっております。山菜の宝庫であり湧き水豊富なこの地域で事業を行う者として、これからも環境負荷を増大させないよう最大限の注意をもって自然環境や生態系に配慮した運営に努めてまいります。

令和元年7月1日

北日本JA畜産株式会社

代表取締役社長 小原 克也