私たち・お客様・地域社会と共に成長する企業を目指して
宮島で創業120年以上。老舗旅館として、「お客様を大切にする想い」は、創業から今も変わらぬ私たちの魂です。先代から受け継いだ温かい心と、これからの時代に必要なDXという新たな力を融合させ、お客様、共に働く仲間、そして故郷宮島の未来を、より豊かにしていきたい。それが、私の胸に抱く熱い想いです。
この美しい宮島で生まれ育ち、寡黙な父の背中を見て育ちました。お客様の笑顔、活気あふれるスタッフ、そして賑わう地元こそが、私たちにとって何よりの喜び。その喜びを、このかけがえのない宝物を、未来へと繋いでいくことこそが、私の、そして私たちの使命だと強く感じています。
しかし、2020年、世界を覆ったコロナ禍は、私たちの日常を一変させました。観光客の激減で宮島は活気を失い、お客様との温かな交流や、仲間たちの笑顔も奪っていきました。この経験を通して痛感したのは、「このままでは、本当に大切なものを守れない。時代は変わり、私たちも変わらなければならない」という強い危機感でした。
だからこそ、私たちは未来への希望を託し、DXという新たな挑戦を決意しました。まず取り組んだのは、お客様に少しでも安心して快適にお過ごしいただける環境づくり。スマートフォンでのお風呂の混雑状況確認、非接触型のウェブアンケート、客室テレビを通じた情報提供。これらは、お客様の声に耳を傾け、現場のスタッフ一人ひとりが真剣に考え、試行錯誤を重ねた小さな一歩です。
同時に、コロナ禍は、旅館業界における深刻な人手不足という新たな課題も突きつけました。こんなにも魅力的な「おもてなし」の仕事であるにも関わらず、将来への不安からか、若い世代がこの道を選びにくい。進む少子高齢化は、愛する宮島の活力をさらに低下させる可能性を秘めています。
この現状を打破したいという情熱は誰にも負けません。もっと多くのお客様に、安全で快適なだけでなく、心に深く残る感動体験を提供したい。スタッフ一人ひとりが、この仕事に誇りを持ち、安心して長く働き続けられる環境を創りたい。そして、心から愛する宮島という「ふるさと」の活力を守り抜き、次世代へとしっかりと引き継いでいきたい。その一心です。
そのためには、従来のやり方にとらわれず、業務の効率化と生産性向上は不可欠です。DXやAIといったデジタル技術の活用は、もはや単なる選択肢ではなく、未来を切り拓くための必然です。これらの技術を、単に手間を省く道具としてではなく、お客様一人ひとりの個性やニーズに寄り添い、よりパーソナライズされた、温かいおもてなしを実現するための強力なパートナーとして捉えています。そして、スタッフの負担を軽減することで、より創造的で、人間味あふれる「おもてなし」に、より一層注力できる環境を整備してまいります。
私たちの目指すDXは、最新技術の導入が目的ではありません。「おもてなし」という創業以来の揺るぎない精神を根幹に、デジタル技術を賢く融合させること。それによって、お客様、共に働く仲間、そして宮島に暮らす人々、私たちに関わる全ての方々が、より心豊かで幸せな未来を共に創造していくこと。
この熱い想いを胸に、これからも情熱と誠意をもって、一歩ずつ前進してまいります。
皆様の変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
株式会社錦水館
代表取締役社長 武内 智弘
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