Project  K の意味

Kidoワイナリーの城戸亜紀人と申します。このページを見ていたただきまして誠にありがとうございます。

Project  K とはそのまま訳すとK（Kidoワイナリー）計画。つまりKidoワイナリー立ち上げという私にとっての一大計画を意味しています。

自分自身のワイン、ワイナリーを造りたいと考えた2004年当初、その計画の集大成となるべきワインは「世界のトップレベルに挑戦できるワイン」と強く思っていました。

それは今でもまったく変わっていません。

そして「自分自身が心から納得できる品質のワイン」であり、「世界のトップレベルに挑戦できるワイン」であり、「Kidoワイナリーの集大成となるべきワイン」が出来た時に Project  K と名づけたワインを発売しようと思っています。

今までのワイン造りの常識だとかセオリーにとらわれず、そのぶどうやワインと日々真剣に向き合いながら感じるがまま、思うがままにワイン造りをしたいと思っています

私が師と仰ぐ故 麻井宇介氏が亡くなる前に語った言葉にこんな言葉あります。

「ワイン造りの教科書に書いてある醸造方法はあくまでも１つのやり方にすぎない。言い換えてみれば失敗しないやり方ではあるがベストなやり方ではない。そのようなやり方では本当に人を感動させるワインはできないんだよ。人を感動させることが出来るワインとは造り手の五感によって造られたワインなんだよ。」

Project  K はこの言葉を実証するためのワインでもあります。

Project  K のワインスタイル

濃さだけを求めたワイン、エレガントさや繊細さだけを求めたワイン、力強さだけを求めたワイン、バランスだけを考えたワインを造るのはそれほど難しいことではないかもしれません。しかし、相反する上記の要素をすべて兼ね備えたワインこそが真の意味で偉大で素晴らしいワインだと考えています。しかし、それを実現することは非常に難しいことも認識しています。

Project  K の目指すスタイルは「エレガンス」、「力強さ」、「バランス」、「凝縮感」、「複雑さ」、「品格」のすべてを兼ね備えた味わいを持つワインです。

Project  K のラベル

Project  K のラベルは長野県飯田市在住の版画家 今村由男さんにお願いして手刷りの版画を刷ってもらっています。

今村さんの作品は銅版を削っていくエッチングと呼ばれる手法で作られます。ニードルという細い針で銅版を削っていくため非常に細い線で描かれています。

Project  K のラベルは「信州の四季」というテーマで下の写真のように春夏秋冬の4種類があります。その季節に信州で見られる植物と昆虫と星座が描かれています。