若手理論交流研究会〜物性研究における最近の進展     2023年12月21-23日    富山県立大学(射水キャンパス)K-132,K-136教室

アクセス:https://www.pu-toyama.ac.jp/about/access/map/

趣旨: 

近年の物性理論の研究分野は,非自明な外場応答,トポロジー,非平衡物理現象,強相関効果などが協奏的に融合され進展が著しい.そのような状況下において,精力的に研究を行なっている若手理論研究者が集まり,最近の研究の紹介とともに,参加者間の濃密な議論が行われる研究会を開催することは今後の分野の発展のためにも重要である.本研究会では,10名の招待講演者を含む講演者に,通常の研究会よりも長めの時間を用い,参加者との議論を活発に行ってもらうべくプログラムを構成した.この機会に新たな研究の方向性や共同研究の種が育つことを願うものである.

世話人:服部一匡,柳有起

プログラム

12/21(木)  部屋:K-132

13:55-14:00 服部 一匡(都立大院理)はじめに

14:00-14:50 三澤 貴宏(東大物性研)Exotic collinear magnets --Topological altermagnets and compensated ferrimagnets in organic compounds

15:00-15:50 渡邉 光(東京大学先端科学技術研究センター)スピン結晶群に基づく物性応答の理解

16:00-16:50 大岩 陸人(理化学研究所・計算物質科学研究チーム)   対称性適合多極子基底による有効模型生成


懇親会(富山駅近く)

12/22(金)部屋:K-136

10:00-10:50 佐藤 正寛(千葉大院) 光と熱による固体中準粒子の整流現象の理論

11:00-11:50 高三 和晃(東大理) 1次元量子多体系における非線形応答 (仮)


ランチ&写真撮影


13:30-14:20 角田 峻太郎(東大総合文化)高次磁気多極子と超伝導

14:30-15:20 石飛 尊之(日本原子力研究開発機構 先端基礎研究センター)三回回転対称な反対称四極子相互作用と風変わりなπキンク


15:40-16:30 柳 有起*(富山県立大教養教育センター)トポロジカル磁性体における輸送現象の第一原理計算による研究 (仮)

16:40-17:30 奥村 駿(東京大学)3次元磁気構造に現れるディラックの弦とトポロジカル転移

夕食(富山駅近く)

12/23(土)部屋:K-132

9:30-10:20 服部 一匡*(都立大院理)E表現四極子自由度の系における多様な秩序状態

10:30-11:20 宇田川 将文(学習院大学)スピンアイスとゲージ理論

11:30-12:20 那須 譲治(東北大理)量子多体系で現れる準粒子励起の緩和現象


*: 世話人

本研究会は基盤研究(B) 四極子自由度に内在する新奇物性の開拓(No. 21H01031,2021-2025) からの援助で行われます.