Hālau 紹介

フラの本場ハワイでの経験とALOHAの心を皆さまに

Akiko Kamaluhia Suzuki

～ハワイに魅せられて～

幾度となくハワイを訪れハワイの人々との出会いの中で、気軽に「アロハ」と声をかけてくれる人の心の優しさに触れることが多くありました。形だけの挨拶ではなく心からの声かけを感じ、私はとても心が温まり癒され、何事にも心穏やかに対応できる自分がそこにいました。ハワイには、私を引きつける不思議な魅力があります。私の大切にする「素晴らしい家族＝オハナ」「思いやり＝プメハナ」「笑顔＝ミノアカ」がたくさんあふれ、私はそんなハワイに魅了されています。

～フラでアロハの心を～

ハワイ滞在中にフラショーを観る機会がありました。心からの笑顔でフラを踊る本場のダンサーからアロハの心を感じ、観ていた私までもゆったりと心穏やかな気持ちになりました。フラの魅力は、人々を心温かく迎え入れる、思いやり・調和・喜び・謙虚・忍耐などのアロハの心です。このアロハの心を踊りを通じて人々に伝えるフラに出会い「私もフラを学びたい」と思い、本場ハワイへ渡る決心をしました。

～クムドレイクとの出会い～

クムドレイク率いるHālau Keolakapuokalaniを訪れてみると、和やかな雰囲気の中、必ずどこからかフラシスターの楽しそうな笑い声が聞こえ、笑顔が溢れていました。楽しさの中にあっても、一人ひとりのフラへの熱意が感じられ、真摯にフラと向き合っているクムドレイクとフラシスターとの素敵な時間がそこにはありました。私が求めていたフラとの出会いの瞬間でした。私は、それから4年間クムドレイクの教えのもと、脈々と引き継がれてきたフラを学び、貴重な経験を積むことができました。今もなおHālau Keolakapuokalaniに所属して国外の大会に出場するなど、現役で活動しています。

～心が通じ合える喜び～

ハワイで出場した多くのコンペティションで、心と心の触れ合いを数多く経験しました。今でもフラシスターの笑顔、身に付けた花の香り、会場での声援など一つひとつが浮かんできます。フラシスターと過ごしていくうちに、緊張した面持ちの中での練習や、部屋で過ごす時間などが、日に日に心地良く温かなものに変化していったことを覚えています。仲間というより家族のような関係が育まれ、深い絆が生まれていった感覚を思い出します。フラの技術だけでなく、家族のように触れ合う時間を共有する中で、クムの思いに直接触れること、フラシスターのフラに対する深い気持ちを知ることなど、数多くの貴重な経験ができました。文化や言葉の違いというのは、心が通じ合うことでいくらでも補うことができることと、心に勝るものはないということを強く実感しました。Hālau Keolakapuokalaniの一員として、ハワイで過ごした日々は、私の心に深く刻まれています。生涯の宝となる出会ったすべての笑顔と温かい心に感謝するとともに、Hālau Keolakapuokalaniの素晴らしいフラを日本でも伝承したいという強い決意でおります。