糖鎖やそれを構成する単糖に対して結合するタンパク質の総称がレクチンです。レクチンはタンパク質や細胞の表面に存在する糖鎖を介して、免疫や細胞接着など様々な生命現象に関与しています。

X線結晶構造解析をはじめとした構造生物学的手法、等温滴定型カロリメトリー(ITC)などの相互作用解析により、レクチンの機能を分子レベルで解析しています。またタンパク質設計を用いてレクチンを改変、より高機能な人工レクチンの開発を目指しています。

タンパク質の立体構造に基づき、計算機などを利用して任意の構造や機能を持つタンパク質の設計に取り組んでいます。