肩の動かし方・竹刀の振り方


肩を下に落とすように振る。

https://youtu.be/GW0VD87kk2A?si=VyVu75vbxkF1TbYF&t=237


下準備

(私は2週間以上かかった気がするが,本当にこれが必要かはよくわからない。今の感触としては必要なプロセスだと思っている)

肩甲骨を動かせるようにする

https://youtu.be/WumtV3fpzbw?si=lxUztZU2orMy_VWX

https://youtu.be/jtIjKyJzw7M?si=oyEtypkHEDrV_sct

この「立甲」の状態で中段に構えるのが自然な状態にする。竹刀の重さが左腕にかかると,腕全体が下にさがる感じで,それに伴って左肩甲骨の内側(背骨よりの側)が後方に回転する感じ。

中段での下準備

素振りで,振りかぶったところから肩を落とすだけの意識で振り下ろす,が自然にできるようにする。

振り終わったとき,肘の内側は上を向くようにする。(ここ重要。横を向いているようだと,多分怪我をする。)


上段の構え方

上段に構えたところから振り下ろすようにすると,うまく「肩を落とす」だけで振れない場合がある。私は自分の元々の構えだと,最初から肩が落ちたところにいる感じで,上段から肩を落として振る,ができなかった。中段からの素振りだと,振りかぶった瞬間に肩が上がっていて,落とすストロークがある感じだった。

そこで,肩を落とすストロークが残るように上段の構え方を変えた。構えを大きくして,首を伸ばして頭を後ろに引く感じ。背筋に力を入れやすい感じを求めたらこうなった。結果的に五輪の書に書かれている

身のかかり 顔はうつむかず あをのかず かたむかず ひずまず目をみださず ひたいにしはをよせず まゆあいにしわをよせて目の玉のうごかざる様にして またたきせぬ様に思ひて 目を少しすくめる様にして うらやかに見ゆるかほ 鼻すぢ直にして少しおとがひを出す心也 首はうしろのすぢを直にうなじに力を入れて肩より総身はひとしく覚え両の肩をさげ背すぢをろくに尻を出さずひざより足先まで力を入て腰のかがまざる様に腹をはり くさびをしむる と云ひて脇差のさやに腹をもたせて帯のくつろがざる様にくさびをしむると云教有り

の赤文字部分に類似した姿勢になった。青文字部分は,中段では確かに下げる意識なので,一旦良いものとしている。

ここの記述,「ひざより足先まで力を入て」の部分がわからないでいる。

五輪の書の記述は色々に読めてしまうので,部分的に自分の都合の良いように解釈すると大きく間違う気がする。全部言われたとおりにやってみる,が必要なプロセスだと思う。(守破離の守。)


素振り

振りかぶったところから,肩を落とす意識で振る。片手素振りはやめて,思い切り振り下ろした後,右手で最後,止めるようにした。

ただし,これは散々片手素振りをして,「太刀の道」が体に染み付いた後にやるべきかも。「太刀の道」の意味がわからない人は,五輪の書を読むこと。