担当科目:マーケティング・リサーチ、製品開発論、消費者間の相互作用とマーケティング
専門領域:マーケティング・サイエンス、クチコミ・マーケティング、製品開発論、イノベーション・マネジメント、放射線疫学
研究紹介:複雑で動態的な市場におけるマーケティング現象を、ありのままにとらえ、そのメカニズムを解明したいと考えている。これまでは消費者間の相互作用について定量的なデータの統計分析を進めてきた。今後は企業も含めて、理論の構築,歴史の分析,シミュレーションなどの研究方法も採用することによって研究の幅を広げたい。
消費者の行動をマーケティングサイエンスの観点から分析し、提言を行う。
論文の執筆・発表を通じてマーケティングに関する知識を深める。
濱岡豊研究会では、消費者の能動的な行動(SNS投稿、口コミ、ユーザーイノベーションなど)などが関わる事例について「マーケティング・サイエンス」という視点から分析を行っていきます。
マーケティング・サイエンスは、データの論理・数値に基づいた科学的なアプローチ手法によって、マーケティング事例の背後に存在するメカニズムを分析することで、実際の事象の理解や予測を目的とします。
実際には以下のようなプロセスで行っています。
①世の中でどのようなマーケティング現象が起こっているかを調べる。(事例研究)
②過去にその分野においてどのような研究が行われてきたかを調べる。(先行研究)
③そこから仮説を導き出す。(仮説設定)
④アンケート等を通して、自身の導き出した仮説が正しいかどうか収集したデータに基づき検証する。
「『ユーザー・イノベーション』とは、ユーザーがイノベーションの担い手となり、様々な分野でイノベーションを引き起こすことである。ユーザー・イノベーションにおけるユーザーとは、アイデアや開発に関わる情報の単なる提供者としてではなく、新製品に対するニーズの認識から製品化までの製品開発プロセス全般に関わり、イノベーションの使用から便益を得る者である(Eric von Hippel)
上記のように「ユーザー・イノベーション」の研究範囲はとても広く、ボーカロイドやファッションサイト、ゲーム、アプリなど消費者が能動的な活動を行うものは全て研究対象となっています。
「ユーザー・イノベーション」の考え方は、従来の「イノベーションはメーカーが行うもの」という考えからさらに踏み込んだ、新しい考え方です。SNSによって多くの人がつながったこと、スマートフォンやPCを通じて、消費者と企業のやりとりが簡単になったことにより、ユーザーによるイノベーションにさらなる期待が高まっています。物作りやユーザーの行動に興味のある人には特にとても面白い研究分野となっています。私たちの研究会では、ユーザー・イノベーションの研究をメインに、消費者行動に注目した研究を数多く行っています。
三田論や卒業論文など、論文の執筆をゴールに毎週活動しています。
週1回のゼミ(水曜4・5限)では、前回のフィードバックを元に改善した論文についてプレゼンテーションを毎回行っています。
気になることや質問したいことなどがあれば、以下メールやTwitterのDMでお気軽にお問い合わせください!