2024年11月30日(土)
御嶽山噴火
10年シンポジウム
主催:御嶽山噴火10年シンポジウム実行委員会
(NPO法人日本火山学会、御嶽山火山防災協議会長野県幹事会)
後援・協力:御嶽山火山マイスターネットワーク・御嶽山火山防災協議会
会場:長野県木曽町木曽文化公園 文化ホール および オンライン
主催:御嶽山噴火10年シンポジウム実行委員会
(NPO法人日本火山学会、御嶽山火山防災協議会長野県幹事会)
後援・協力:御嶽山火山マイスターネットワーク・御嶽山火山防災協議会
会場:長野県木曽町木曽文化公園 文化ホール および オンライン
シンポジウムは2部構成です.前半は,御嶽山と日本の火山防災のこの10年間の進展を中心に,防災関係者の方々からお話をいただきます.後半は,2014年の噴火をきっかけに生まれた「御嶽山火山マイスター」や「御嶽山ビジターセンター」のような,火山防災や噴火の伝承を担う市民活動について,全国各地の例を紹介し互いに学ぶ場とします.その他,噴火を理解するための実験の実演なども行いますので(実験のオンライン中継はありません),火山に興味のある児童・学生の参加もお待ちしております.
大野希一(シンポジウム実行委員長、日本火山学会理事)
1.基調講演と先進地域からの事例紹介 9:50~10:25
・御嶽山噴火後の御嶽山における火山防災の施策の概要.及川輝樹(産業技術総合研究所 地質調査総合センター)
・富士山の火山防災について.古屋海砂(山梨県防災局 火山防災対策室)
(休憩:10時25~30分)
2.パネルディスカッション「御嶽山噴火後の火山防災とこれから」 10:30~12:10
登壇者・話題提供
・噴火後の御嶽山の火山防災の強化.原 久仁男(木曽町町長)・越原道廣(王滝村村長)
・御嶽山噴火後の火山防災対策について.森久保 司(内閣府(防災担当)調査・企画担当,参事官)
・気象庁における火山監視の現状について.重野伸昭(気象庁地震火山部,火山対策企画官)
・火山調査研究推進本部の概要.相澤幸治(文部科学省研究開発局,火山調査管理官)
コーディネーター:及川輝樹(産業技術総合研究所 地質調査総合センター)
噴火実験(第二会議室) 12:40~13:50
第2部のパネルディスカッションにも登壇され、噴火実験の名手でもある磐梯山噴火記念館館長 佐藤 公さん(ブラタモリ案内人),北翔大学教授 横山 光さん(洞爺湖有珠火山マイスター)と、産総研地質調査総合センターの古川竜太博士および山﨑誠子博士、御嶽山火山マイスター、ならびに信州大学教育学部竹下研究室が噴火実験を行います。
登壇者・話題提供
・御嶽山火山マイスターの活動.近藤裕吾(御嶽山火山マイスター,事務局長)
・洞爺湖有珠火山マイスターの活動.横山 光(北翔大学,教授)
・島原半島ユネスコ世界ジオパークの活動.杉本伸一(雲仙岳災害記念館,館長・火山防災エキスパート)
・火山博物館を利用した火山の理解と噴火の伝承.佐藤 公さん(磐梯山噴火記念館,館長)
コーディネーター:横山 光(北翔大学,教授)
63名もの死者・行方不明者がでた2014年の噴火をきっかけとして,この10年で2度も活火山法が改正されました.その結果,火山防災協議会や火山調査研究推進本部の設置など様々な施策が全国でおこなわれています.御嶽山においても,ハード面,ソフト面両方の強化がおこなわれ,立ち入りが規制されていた山頂部にも再び登れるようになりました.
このように,日々火山災害への対策が進んでいますが,減災のためにはまだまだ努力を続ける必要があります.そこで,この10年の日本の火山防災の進展状況や今後の方向を考える会を,きっかけとなった御嶽山のお膝元である木曽地域で,日本火山学会と御嶽山火山防災協議会長野県幹事会の共催行事として開催します.
防災に興味のある方々のみならず,実験や理科教育,サイエンス・コミュニケーション,博物館やビジターセンターの運営・活動に関係する方にも興味を持てる内容としました.皆様の参加をお待ちしております.
メール:kazansympo@gmail.com
主催:御嶽山噴火10年シンポジウム実行委員会(NPO法人日本火山学会、御嶽山火山防災協議会長野県幹事会)
後援・協力:御嶽山火山マイスターネットワーク・御嶽山火山防災協議会
取材の方へ:一般参加者と同じく会場へお越し頂くか,オンライン参加の場合は通常通りお申し込み下さい.講演内容を記事にされる場合は,発言等の意図を当該講演者に直接確認して頂きますよう,宜しくお願い申し上げます.